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最強の夢

 雨が降るとの予報もありましたが、ダービー当日は五月の終わりとは思えないような熱い一日でした。

 皐月賞と同じ枠を引いたマイネルマクロスが、大方の予想通り逃げる展開。しかし、それは 1000m の通過タイムが 57 秒台というハイペース。それを果敢に北海道の夢を背負うコスモバルクが追いかける。先頭から最後方まで 20 馬身以上と言う長い隊列の五分どころよりやや後ろに馬群ができ、それがまるで砂時計のように徐々に徐々に前に迫っていく。
 最終コーナー、鞍上の五十嵐 冬樹 騎手が二度後ろを振り返り、コスモバルクが早くも先頭に立つ。馬場の真ん中を目指してコーナーを曲がりきったとき、コスモバルクが一瞬ふらつくような動作を見せた。

 そのとき何かが砕け散る音を聞いたような気がした。

 まるで散り落ちる花びらのようにコスモバルクがよれ内に切れ込んでいくその外からキングカメハメハが追い出される。そのさらに外、キングカメハメハにぴたっと馬体をあわせてハイアーゲームも直線を向く。
 コスモバルクは皐月賞馬ダイワメジャーと馬体をあわせて伸びようとするが、その外をキングカメハメハとハイアーゲームがぐいぐいと伸びていく。コスモバルクはダイワメジャーを置き去りにすることもできずにそのまま沈んでいく。
 キングカメハメハは伸びる。鞍上 蛯名騎手が必死になって追うハイアーゲームを一完歩毎に確実に置き去りにしていく。
 徐々に抜け出すキングカメハメハを大外から一頭、赤い帽子が懸命に追ってくる。次々にライバルを置き去りにしてキングカメハメハを目を疑うような脚で追ってくるのはハーツクライ。たった一頭、凄まじい勢いでキングカメハメハに迫る。しかし…

 最強の夢はついに結実した。

 2'23''3 というコースレコード、そしてもちろんダービーレコード。それが最強の夢であったことタイムの上でも証明して見せた。

 間違いなく今年最高の一戦でした。その一戦を制したキングカメハメハに最大の賞賛を送りたいと思います。
 加えて許されるのなら五十嵐 騎手、田部 調教師をはじめとしてコスモバルク陣営の関係者に一言送りたい。

まだ夢の途中…

 私はまだ春完全敗退の途中…_(T-T)_
# 最後に夢の舞台で散った今年のきさらぎ賞馬マイネルブルックの冥福を祈ります。

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'04 GI 第八戦 「東京優駿(日本ダービー)」

 たとえ、まだ今年未勝利でも信じて押します。
 本命はコスモバルクです。確かに輸送の不利はあります。しかし、死角はそれだけでしょう。おそらく左の鬼であろうハイヤーゲームを負かし、皐月賞でも一番強い競馬をした。時計勝負にも対応できる。またキングカメハメハのおかげでマークがこの馬に集中しないのも好材料。

 対抗はハイアーゲーム
 父サンデーサイレンス、母父ローソサイアティとマンハッタンカフェと同じ配合。この血統背景に加えて、東京コース 100% 連対の実績、たった一度左回りで負けたのはコスモバルクのみ。今回、条件が一番向いているのはこの馬。

 以下、優先順位順で連対候補に考えています。

キングカメハメハ
 不向きだと思われたマイルの GI を圧勝したことで、この馬の距離適性を再び疑問視するようになりました。エルコンドルパサーのイメージからか日本ではキングマンボ産駒は 2400m もこなすイメージがありますが、これは母系に長距離の資質がある場合の話。母父ラストタイクーンでは「?」

ダイワメジャー
 前日ウォッズが 4 番人気。完全に盲点になっています。確かに兄姉をみていると強いのは 2000m までと言う気もしますが、逆にその兄姉は GI には手が届かなかった。また、まだまだ荒削りで成長の余地も大きい。皐月賞とは別の馬になっていることもあり得る。軽視するのは危険。

ハーツクライ
 皐月賞では流れの向かなかった差し・追い込み組で、最も期待できそうなのがこの馬。皐月賞では初輸送というのもこたえたのでしょう。ただ左回り未経験が吉とでるか凶とでるか?

 ここまでが連対争いの対象。以下 2 頭は 2, 3 着争い候補の穴。

コスモサンビーム
 いいのでしょうか?こんなに人気がなくて、確かに 1800m 以上の距離で二度連対を外していますが、それは叩き良化型の一走目、二走目の話。父ザグレブ、母父レインボウクエスト。案外もったりして…

フォーカルポイント
 この馬も完全に人気の盲点となっている皐月賞追い込み組。京成杯でキングカメハメハをぶち抜いているにもかかわらず。マイネルデュプレ、マイネルブルックの二頭と比較してやはり 1800m ではなく 2000m の京成杯の実績を上にみました。

 軸コスモバルクで相手はここまで。
 '01 のジャングルポケットでとって以来のダービー制覇を、今年はこれで挑みます。さぁファンファーレです!

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夢の祭典!

 一年にたった一度だけ巡ってくる、それがダービーです。例え今年、未勝利でもそれでも夢を見たいと思わせてくれる競馬の祭典です。
 皐月賞時点では混戦かと思われましたが、頂点をめぐる争いは以下の 5 頭に絞られると思われます。

コスモバルク
 皐月賞で最速の上がり 3F 33.8秒を記録、陳腐な言い回しかもしれませんが、皐月賞で最も強い競馬をしたのはこの馬。地方所属馬、遠距離輸送、不利な条件などもろともしないと信じたい。

キングカメハメハ
 NHK マイルカップをレースレコードで圧勝。しかし、逆にこの馬の距離適性に疑問符がつきました。また強いということは否定はしませんが GI を中二週で連戦。極限のレベルでの争いでは「不利な」条件と言わざるえない。

ハイアーゲーム
 左の鬼かもしれない。左回りで負けた相手はただ一頭コスモバルクだけ。ダービー本番のレコードを上回るタイムで青葉賞を圧勝。これまでの近走二戦、右回りでもたもたしていた馬とは思えない。もし上記二頭をまとめて面倒をみるのであれば…

ハーツクライ
 京都新聞杯を完全な勝ちパターンで抜け出したスズカマンボが、まるで止まって見えるほどの豪脚を披露。確かに皐月賞は流れが向かなかった。この馬を含めて、皐月賞で不発だった追い込み組を軽視するのは危険。その中でも舞台を東京に変え化けるとしたらこの馬。

ダイワメジャー
 メイショウボーラーが作りでしたマジックのようなペースに助けられたような言い方をされますが、2000m を走ったあとで上がり 3F 33.9 秒の脚が使えるのは、やはり凡馬にできる芸当ではありません。人気的にも盲点になりそう。

 以上、上位 5 頭の争いとみますが二着争いであれば、以下の重賞勝ち馬も気になります。

コスモサンビーム
 さすがに今回は距離が長い。その上、上がり 33 秒台の脚が使える馬もいる。余程展開が向かなければ、今回はさすがに苦しいか?

フォーカルポイント
 京成杯でキングカメハメハを下し、三歳のあの時期に 1.59.2 のタイムで走り抜けた実力はやはり無視し難い。この馬も問題は距離か?

マイネルブルック
 マイネル勢三騎でやはり一番恐いのはこの馬。きさらぎ賞でブラックタイド、ハーツクライを押さえきった実績は忘れてはいけないでしょう。

 ここまでを中心に最終追い切りを加味して挑みます。
 やはり何度経験しても、ダービーは毎年ワクワクします。三歳頂上決戦。ハイレベルなレースを期待します。

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あぁ…あぁ…あぁああ

 悪い予感はありました。
 週間天気予報では、雨が降らないはずだった東京府中は雨、馬場は稍重。桜花賞ではちゃかつく仕草など見せなかった圧倒的一番人気を背負う良血の桜花賞馬は盛んに首を振り落ち着かない様子。馬体重は +14kg 。
 それでもあの桜花賞で見せた圧倒的なパフォーマンスを信じました。

 ゲートが開く。ヤマニンアラバスタが出遅れはしたが、先手を積極的に奪う馬もおらず、ウイングレットがゆっくりと先手を取り、すぐに整然と隊列が決まっていく。
 さほど長くならない馬群の中、スタート前はあれだけちゃかついていた桜花賞馬はしっかり折り合って中段よりやや前を進む。その後ろに GI で二度、人気を背負いながら涙をのんだスイープトウショウが、今回はスタートよく馬群の中で、こちらもがっちり折り合っている。

 三角手前で、今回は先行策をとったダイワエルシエーロが早々と先頭に立つ。しかし、馬群は乱れない。整然とコーナーを曲がっていく。

 そして、最終コーナー。
 馬群は一気に広がらず、ダイワエルシエーロを先頭に、一団となって直線を向き徐々に馬群が広がっていく。
 抜群の手応えでダンスインザムードが追い出しにかかる。悠然と…そう言っても良いぐらい、じっくりタイミングを見計らって…先頭のダイワエルシエーロまでは二、三馬身。
 「突き抜ける」
 そう思いました。
 しかし、伸びたのは一瞬で思いの外伸びない。武 豊 騎手の鞭もとぶ。しかし、一ヶ月前、あれだけの圧倒的な力を見せつけた桜花賞馬は、まるで何かに足を引っ張られているように、右にそれ、左にもたれ、桜花賞の時のあのスピード感は全くない。
 対照的にその外から、今までの GI での鬱積をはらすように、スイープトウショウが矢のようにまっすぐ、先頭のダイワエルシエーロを追う。

 あぁ…

 並ぶまもなくダンスインザムードはスイープトウショウにかわされ、それでも脚色は衰えていくばかり。そして、ダイワエルシエーロがスイープトウショウの猛追をしのぎきり、ゴール板を通過する。

 あぁ…

 先頭の二頭がゴール板を通過してから、ずいぶん時間があったような気がしました。もがくようにやっとダンスインザムードがゴールするかと思った瞬間。葦毛の馬体が大外から目を疑うような脚で飛んでくる。

 ダンスインザムードは結局四着。
 戦前の予想通り、桜花賞組が一着から五着を独占。六着は全くの別路線から来たマルカフローリアン。当然、一着から五着まで馬券の対象に入っていたのに、たった一頭、軸に置いたダンスインザムードがハナ差及ばず…。

 あぁああ。

 敗因を求めるなら馬体重でしょう。距離だとは思いません。秋に再びその強さを取り戻してくることを期待します。

「競馬に絶対はない」

 またもや使い古された格言を思い知らされた優駿牝馬でした。
 最後にもう一つ。たとえ単勝 1.0 倍の馬に騎乗しようとも、今年はもう武 豊 騎手騎乗の馬を本命には押しません _(T-T)_

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'04 GI 第七戦 「優駿牝馬(オークス)」

 本命はダンスインザムード
 姉は取りこぼした桜花賞をレースレコードで制し、スピードと同世代との格差を証明し、血統的にも菊花賞馬ダンスインザダークを兄に持ち、姉ダンスパートナーも制した東京 2400m に対して、走ってもいない現段階では適正がないとは言い切れない上に、別路線組にも飛び抜けた存在はいない。中間も順調。
 ここは素直に歴史的牝馬誕生の瞬間を期待することにします。

 しかし、対抗以下の二着争いは熾烈を極めそうです。
 軸をダンスインザムードに置けば、馬連・馬単では収支が合いそうにありません。ここは難しいと思いながらも三連複をねらいます。

 関西馬は今週天気が悪く追い切りのタイムを見てもいまいち調子・能力の判別がつきにくい状態で、桜花賞組と別路線組の力関係が非常に比較しづらいですが、レースの内容を見ていると今年はどうも桜花賞組を上位に見る方がどうも正しいようです。

スイープトウショウ
 距離ははっきり言って長いと思います。しかし、ゲートの出が悪い以外は比較的折り合いもつきますし、まず間違いなくスローペースになるオークスでは、スタミナ勝負のタフなレースになることもまずありません。阪神で二度、不利で泣きましたが、今度は広い東京コース。直線一発の決め手勝負であれば、もしかするとダンスインザムードの上を行くかもしれません。

ヤマニンシュクル
 桜花賞は展開に泣いたことに加えて、直線の脚色を見ていると確かに距離不足という感じもしました。切れ味では正直、スイープトウショウには及ばないような気もしますが、距離適正は明らかにこちらが上。また逆にスイープトウショウとは違って、タフなレース展開になっても対応は可能でしょう。

 ここまでが対抗です。

ダイワエルシエーロ
 桜花賞では展開、枠順などの不利があったとはいえ、全くの見せ場なし。中間には跛行が見られ順調ではなかったよう。父サンデーサイレンスで、母ロンドンブリッジ、母父ドクターデヴィアスと血統的にどう考えても距離は長い。しかしながら、今年は桜花賞組が上位と見え、わずかデビュー二戦目でスイープトウショウと五分の戦いをし、三戦目でオークスと好相性のクイーン C を快勝。今回が五戦目でまだ底が見えたとは言い切れないと思います。

アズマサンダース
 阪神 JF は惨敗したものの、チューリップ賞、桜花賞と連続二着。しかし、桜花賞で一番うまい競馬をして二着ですからダンスインザムードとの力量差は明らかですが、三着以下の馬との力量差は「?」、正直、この馬の能力を測りかねています。鞍上はウメノファイバーでぶち抜いた蛯名 騎手。

メイショウオスカル
 今年のフローラ S 馬。別路線組の中で比較した場合、もう一頭リンカーンの全妹、フローラ S 二着のグローリアスデイズとどっちを取るかと言えばこっち。グローリアスデイズは血統的な距離適正はひとまず置いとくとして、忘れな草賞、フローラ S ととても折り合いがついているとはいえない競馬をし、また直線も詰めが甘く、鞍上は名手 岡部 騎手とは言ってもとても手が出せない。その点、今回差し馬が多い中で安定して先行できるのも魅力。

 二着候補はここまで。以下、三着ならひょっとして…と言うところで穴馬を少々。

ウイングレット
 新潟二歳 S 以来 8 ヶ月ぶりの実戦で、スイートピー S を完勝。素質は明らかに重賞級で、現時点で左回りは新馬を除くと三戦連続連対。桜花賞組とも未対決で、底もまだ見えない。ただ、タイキシャトル産駒で母父サンデーサイレンスとなると距離的には正直、適正があるとも思えず、またトライアルでありながら全くオークスとは無縁のスイートピー S の勝ち馬。毎年だまされると思いつつ…

ヤマニンアラバスタ
 調教時の時計もよくて典型的な叩き良化型っぽく、母父タマモクロス、父ゴールデンフェザントと明らかに桜花賞は距離不足の上、阪神 JF 、桜花賞と輸送競馬はどうもだめっぽいですが、今回は当日輸送で挑めるのは明らかに有利。

レディインブラック
 この馬もいまいち実力をはかりかねます。父サンデーサイレンスで母サマニベッピンと潜在的には極上の切れ味を有している気がします。桜花賞では流れが向かなかったこともありますが 1600m 前後の距離ではいまいち伸び切れていないような気がしますし、舞台が東京に変わって、距離が伸びればひょっとすると…

 馬券はダンスインザムードを軸にボックスで行くか、対抗組みで二頭流しにするか…このあたりはまだ検討中です。
 さて、まずは今年の No.1 牝馬を決める戦い。二年連続三冠牝馬へ望みを繋ぐ歴史的牝馬誕生に期待します。

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二年連続二冠馬誕生の予感…

 一週おきまして、今週はオークスです。
 ダンスインザムード一強のムードですが、今回は逆らえそうにないです。ダンスインザムードが強いのは否定する気はなかったのですが、正直、マイルの桜花賞はどうかと思ったら、なんと桜花賞レコード勝ち。オークスはダンスインザムードを無視はできないと思っていただけに、あの強さを見せられたあとではありますが 47 年ぶりの無敗の二冠牝馬の誕生に、素直に期待することにします。

 となると、三連複で買わないと少々収支的にきついのが実情。
 個人的な見方ですが、オークスはこの時期の三歳牝馬にはきつい距離だとよく言われますが、それだけに距離適正云々より、現状の持ち味を最大限に生かせるかどうかが重要になってくると思います。
 そこでダンス以外の注目馬は以下の通りです。

ヤマニンシュクル
 桜花賞組で注目はこの馬。タフなレースになれば、距離適正、切れ味から言っても、いいレースはできそうな気がします。

スイープトウショウ
 超スローで馬群の詰まった決め手勝負になれば、目はあると思います。過去にもオークス馬ウメノファイバー、桜花賞馬ファイトガリバーなど、決め手のレベルが抜けていれば勝負になると言う例はあります。

ダイワエルシエーロ
 桜花賞で全く見せ場のない負け方、中間も破行が見られまたもや順調でもなく、血統的にも母ロンドンブリッジのサンデーサイレンス産駒と、どう見ても勝ち目が見えません。が、クイーン C の勝ち馬って、意外にオークスに相性が良かったりすること、個人的にまだ見限り切れない。

ウイングレット
 タイキシャトル産駒で血統的にはどう見ても距離が持ちそうにない。また、オークスには全くご縁のないトライアル・スイートピー S 組と思っては見るものの、直線でばてそうでばてないこの馬の走りが気になります。

グローリアスデイズ
 別路線組で最も気になるのはこの馬。血統的に距離は文句なし、フローラ S で左回りへの適正も見せた。鞍上に岡部 騎手を迎えて、化けるかも…と期待してしまいます。

 書いているだけで、混戦が予想されます…二着以下は。一週間ゆっくり考えます。
 以上。

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1' 32'' 5 !

 恐れ入りました。

 一頭だけ次元の違う競馬をした。そんな感じでした。同厩舎だったクロフネともタニノギムレットとも違う大きなインパクトでした。競馬に「もし」はないことを十分承知した上で、「もし」タニノギムレットが不利を受けなかったら、これくらいのレースはやってのけていたかもしれません。しかし、それはそれ。

 予感はレース前からあった。落ち着きすぎているシーキングザダイヤ、確か母も雨は…。
 かかったタイキバカラがハナをきり、それを折り合って追いかけるメイショウボーラー。前半 800m の通過タイムが 45 秒くらい、雨でしめったとはいえ良馬場、やはりハイペース。しかし、馬群は思いの外、長くはならない。全く追っつけもせずキングカメハメハはこのペースにのってくる。
 最終コーナーを曲がり、直線を向いて馬群が広がる。坂の途中、横一線の攻防から粘るメイショウボーラーをかわして、コスモサンビームが抜け出す。シーキングザダイヤは馬群のちょうど中段でもがいたまま、まだ来ない。来たのは…

 馬場の真ん中を堂々とキングカメハメハが伸びる、そして一気にゴール板まで駆け抜けてしまった。

 1' 32'' 5 。 NHK マイルカップのレースレコード。
 戦前から安藤(勝) 騎手が「短いかもしれないが、東京のマイルなら能力で何とかなる」と言っていたとおり、「不利さえ受けなければ勝てる!」そう言わんばかりのコース取り、そして本当に突き抜けてみせた。おそろしいことに、直線追われている間、しっかり伸びてきたわけではなく、幾分右を見ながら、まだ「遊びながら」伸びてきたように見えました。

 3 週間後、同じ東京で 2400m の舞台になりますが、北の英雄 vs 三歳マイル王。楽しみです。

# コスモサンビームとメイショウボーラーのワイドで、取って損とはいえ、今年はじめて馬券が実った。ほっ(^O^;>

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'04 GI 第六戦 「 NHK マイルカップ」

 前日売りオッズで一番人気はキングカメハメハ。
 結論から言うと、押さえ以上の評価はできませんでした。理由は以下の二点。

  • マイル及び左回り未経験
  • 全四勝の勝ちタイムがいまひとつで時計勝負に疑問

 ペースの鍵はメイショウボーラーが握ると思われ、これにタイキバカラもしくはハートランドカフェが絡んでいった場合はハイペースに、たとえそうならない場合でも過去 1600m 以下でメイショウボーラーのつくるペースが平均以下になったことはなく、どちらにしても時計勝負の展開になると予想し、マイル及び左回りの連対経験に加えて、その持ち時計及び上がり最速 3F のタイムを、今回は最重要視します。

 本命はコスモサンビーム。ほぼ同評価で対抗はシーキングザダイヤ
 前者は京王杯 2 歳 S レコード勝ち、昨年二歳チャンピオンで、ここ二走は 1800m 以上を経験、はまれば 3F 34 秒台前半の脚が使え、おまけに典型的な叩き良化型でこれが休み明け三走目。後述するメイショウボーラーもそうですが、皐月賞組が NHK マイルカップに参戦した場合の戦績が三着が最高で、この点が少し引っ掛かりますが、この馬に関しては本質もおそらくはマイラーで、あとは死角らしい死角がありません。
 後者は近二走マイル重賞を連勝。東京コースも 1400m ですが経験済みで、距離が伸びるにつれレース内容にも幅ができ、母シーキングザパールより若干適距離が長いように思われます。東京コースとは言えマイルであれば無様なレースはしないでしょう。

 この二頭に続く評価がメイショウボーラー
 平均ペース以上で前残りができるとしたら、この馬だけでしょう。ただ先述のコスモサンビームと違って、この馬の本質はスプリンターだと思っているので、このために評価をコスモサンビームより落としました。

 あと押さえで、キングカメハメハタイキバカラに加えて、ひょっとすると左の鬼かもしれないアポインテッドデイ、前走ハミをこして追えなかったという調教タイムだけ見ると非常によく見えるムーンシャインまで。

 もう一つのダービー、東京マイル決戦!今年は久々に名勝負の予感がします。

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東京マイル決戦!

 久々に重賞勝ち馬が多数、顔を揃えた今年の NHK マイルカップは、非常に面白くなりそうです。その中でも GI 級と呼べる連対圏に入ってきそうな馬として、注目しているのは、以下の 5 頭です。

 シーキングザダイヤ
 今年の NZT の勝ち馬ですし、母子同一 GI 制覇の偉業にも期待しています。1600m を超える距離を経験したことがないことが唯一不安材料。

 メイショウボーラー
 重賞 2 勝、朝日杯 2 着、皐月賞 3 着と実績的には文句なしで、皐月賞より距離が短縮されるのは大歓迎。しかし、左回りの経験がないのが、これまた唯一の不安材料。

 コスモサンビーム
 朝日杯勝ち、京王杯レコード勝ちで、マイルを超える距離の経験もある典型的な叩き良化型。盲点はないように思えますが、この馬の場合は、完全に良化しきっているか判別が難しい。

 キングカメハメハ
 毎日杯で重賞を初制覇し、マイルを超える 2000m 前後の距離経験も豊富。時計のかかるタフなレース展開になれば強いのは間違いなくこの馬。ただ、京成杯の不可解な負け方、マイルの経験がない、これまで勝ちタイムが今ひとつでスピード勝負にも疑問と、おそらく人気になるでしょうが、いまいち信用しきれません

 タイキバカラ
 全勝馬ですが、マイル以上の経験が全くないのは最大の減点材料。確かに血統的にマイルをこなしても不思議はないですが、押さえのきくタイプではないですし、過去何度もクリスタル C 馬には裏切られているので、重きはおきません。

 現時点で上位と考える 5 頭を優先順位順に並べると以上のようになります。
 ですが、個人的に東京マイルでいつも重視することはマイルを超える距離経験、その次に左回りの実績です。それを考えると浮上してくる馬が何頭かいますが、それは馬券戦略が決まった後で…

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淀 3200m ひとり旅…

 ものすごいものを見た。
 そんな感じだった今年の天皇賞(春)。去年イングランディーレを対抗に押した身としては、非常に口惜しいですが、それでも二着、三着まで手が届かず、買っていたらそれはそれでもっと口惜しい思いをしていたに違いないでしょうから。
 それにしても、たまたまスタートで飛び出してしまったゼンノロブロイが先行し、四強がそれぞれ警戒しあう展開、イングランディーレだけが腹をくくって淡々と逃げていく。2000m 通過タイムが 2 分 5 秒と決して早くもない平均ペースそこからまだ差が開いていく。瞬発力勝負をしたくないザッツザプレンティはスパートのタイミングを計りながら、それを見ながら折り合うことに必至になっているリンカーンを前に、ネオユニヴァースはひたすらじっとしている。三角下り坂に入った時点で先頭イングランディーレとの差は7馬身以上。

 勝負は決まった。

 TV を見ながらそう思いました。
 結局、ザッツザプレンティが動き出すタイミングから一歩ずれてリンカーンが動く。さらに先に動いたネオユニヴァースがザッツを前に置いて、リンカーンを内に閉じこめにかかる。ネオとしてはほぼ完璧なレース展開だったでしょう。しかし先頭はそのさらに前、ゼンノロブロイは完全にスパートをかけるタイミングを逸して前に届かず。

「人気薄の逃げ馬は要注意」

 ありきたりの競馬の格言の意味を思い知りました。

 さて、今週は NHK マイルカップ。
 去年は武 幸四郎に唖然とさせられましたが、今年はどうも堅そうな気がします。
 キングカメハメハ、コスモサンビーム、シーキングザダイヤ、タイキバカラ、メイショウボーラー。今年は久々に役者がそろってます。併せて、私の連敗記録はいったいいつまで続くのか楽しみです_(T-T)_

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'04 GI 第五戦 「天皇賞(春)」

 本命はネオユニヴァース
 菊花賞で露呈した距離不安から昨年の二冠馬が、GI 未勝利の今年の阪神大賞典勝ち馬に一番人気をさらわれている格好になっていますが、59kg を背負い 2 分を切るタイムで、古豪マグナーテンを押さえきって見せた勝負根性はやはり本物、ここ一番の底力はこの馬が一番です。昨秋は気迫に欠け、この馬としては本物の状態ではなかった気がします。調教タイムを見ても完調の状態、去年のダービーに近い充実度で挑めば、この長丁場も何とかこなすのではないかと思います。
 対抗の一番手は、やはりリンカーン。いろいろ考えては見ましたが、穴らしい穴は見つからなかったこと、鞍上はなんと言っても「平成の盾男」武 豊。ですが、やはり調教で走らない馬に本命をつけることは主義に反するため対抗です。
 対抗の二番手は、シルクフェイマス。先般の繰り返しになりますが、気性的な面で言えばザッツザプレンティ、距離適正で言えばゼンノロブロイよりましでしょう。目下五連勝、重賞二連勝とはいえ何に勝ったと言えば言葉に詰まりますが、しかしその勝ちっぷりは圧巻。強さは本物でしょう。

 さてここから優先順位順に

 ザッツザプレンティ
 強いでしょう。それはわかっていますが、この馬の気性はまだ今ひとつ信じ切れないという感じを阪神大賞典を見て受けてしまいました。ここがどうも引っかかります。それでも雨なら本命だったのでしょうけど…(^^;>

 ファストタテヤマ
 調教タイムがこの馬にしては今回は異常なくらいよく、京都の長丁場という舞台設定も良い。人気もひどく悪いわけでもなく、極端に穴人気を集めてるわけでもない。そろそろか…

 カンファーベスト
 長距離実績がない。逆にそれだけだと思うんです。この馬が人気を落とす理由は。
 父アンバーシャダイ、母父シンザンと血統的に長距離を走ってもおかしくない下地はある。また、力関係から言っても去年の天皇賞(秋)でも四馬身差、五着と一流どころを向こうに回してもやり合える能力もある。
 もし距離をこなして、展開がこの馬にハマれば、三着は十分にある。

 ウインジェネラーレ
 力は日経賞で示した通り、四歳四強の一角に数えられるゼンノロブロイを押さえ込んだんですから、能力は間違えないでしょう。血統もメジロライアン、母父ヤマニンスキーと 3200m も守備範囲内だと思うのですが…が、やはり 500kg をゆうに超える馬が長距離をこなすとはちょっと信じられない。

 ゼンノロブロイ
 言われるように能力は GI 級。それは認めるにしても、2500m の日経賞でもものの見事に押さえ込まれてしまったように、明らかに 3200m は守備範囲外。ただし、上記ウインジェネラーレもそうですが、極端なスローペースになったときの直線一発勝負では怖い。

 さて、シンボリクリスエスが去って空席になった古馬最強の座。まずは誰が手をかけるのか?
 そして、ここ二週間でパチスロで 18 万を稼いだ私の勢いは本物か(^^;;;>
 いよいよ明日、試されます。

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