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'04 GI 第十四戦 「天皇賞(秋)」

 抜けた存在がいない今年の第 130 回天皇賞(秋)。

 悩みましたが本命はテレグノシスとします。
 2000m 以上の経験は三歳時のダービーのみですが、このときは NHK マイルカップからの連戦。毎日王冠の内容から克服できると信じます(それより距離の問題より内すぎる枠順の方が気になります)。何より東京コースの鬼、内をスムーズに回って、直線うまく前が開けば、毎日王冠以上のパフォーマンスは見せてくれます。

 対抗は今年の安田記念馬 ツルマルボーイ
 どうしても蛯名 騎手への乗り変わりが気になって、評価を落としましたが、期待度は本命テレグノシスとほぼ同じくらいです。

 もう一頭の対抗に春のグランプリ二着馬シルクフェイマス
 上位二頭を封じ込めるとすれば、前々で競馬をして先にスパートをかけるしかないと思われ、これができる馬はこの馬以外に見あたりません。
 上位二頭と同様な競馬で五分の勝負ができる可能性を秘めているとしたら、ナリタセンチュリーでしょう。スローに流れた京都大賞典で、勝ちパターンで抜け出したゼンノロブロイを差し切った末脚は圧巻でした。
 そして、本線に加える最後の一頭はそのゼンノロブロイです。
 今回参戦する四歳勢では、舞台条件、安定性、臨戦体勢が一枚上。鞍上がペリエ騎手に変わるのも、ツルマルボーイとは逆に不気味。ペリエ騎手、今年も通った後には何も残らないほど勝って帰るのでしょうか…こわい、こわい。

 押さえに左回り巧者でポン駆け大王バランスオブゲームを置きます。
 本当は本線に加えようと考えていたのですが、前述のゼンノロブロイが人気を背負いそうで、逆にバランスオブゲームは絡めば必ず高配が望めそうなので、押さえに回ってもらいました。
 で、今回は穴でサクラプレジデントにいきます。
 2000m なら守備範囲、能力も四歳世代では上位、朝日杯 FS 、今年の中山記念を見ても気性からポン駆けがきくタイプで、調教も悪くなさそう。
 鞍上が安藤 勝巳 騎手が新味を引き出しそうでリンカーンも怖いですが、幸い不利な外枠に入り、スタートが速いわけでも、かといって飛び抜けて切れる脚もない、いわゆる決め手のない馬なので、今回はさよーなりー。
 直線の長い東京、しかも 2000m と言う距離、内枠に入れなかったローエングリンも今回は強調材料がなくパス。
 人気を集めそうな牝馬二頭も調教タイムから突き抜けるほどの迫力は感じませんでした。

 以上、混戦と思っていましたが、意外にすっぱり決まった天皇賞(秋)の予想でした。さぁいざ、尋常に勝負!!

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vs 安田記念組

 変則三冠達成を見てみたかった気持ちは非常に大きいものでしたが、大本命かと思われていたキングカメハメハの突然の回避で、逆に予想は組み立てやすくなりました。
 基準は今年の安田記念組。
 上位三頭は、典型的な左回り巧者で、テレグノシス以外のツルマルボーイバランスオブゲームは 2000m の距離にも実績があります。そのテレグノシスも左回り巧者というより東京巧者で、毎日王冠を快勝し 2000m にも目処がつきました(個人的にはこれまでなぜマイル以下しか走らないのだろうと常々思ってましたが)。また三頭ともあまり使って良くなるタイプではなく、今回が秋初戦か二戦目と臨戦体勢も理想的。
 この三頭を力でねじ伏せる可能性があるとすれば、春のグランプリ・宝塚記念で現役最強馬タップダンスシチーに最も迫ったシルクフェイマス。そして、秋の盾を狙う有力候補を京都大賞典でまとめて叩き伏せたナリタセンチュリー
 枠順と展開次第ではローエングリンの浮上も考えられます。
 これに四歳勢、サクラプレジデント、ゼンノロブロイ、リンカーンが続きます。
 長期休み明け、叩き良化型の見本ヒシミラクル、今回は層が厚すぎるので牝馬のアドマイヤグルーヴ、ダンスインザムードは余程のことがない限り見送るつもりです。
 実力伯仲の秋の盾。実力古馬が大挙参戦し、大波乱はないでしょうが、近年、稀に見る大接戦、人気も割れるでしょう。名勝負が期待できそうです。

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血の力

 サラブレッドは血で走る。
 この格言の意味をまざまざと見せつけられた菊花賞でした。三冠最後の「最強」の冠を手にした者の名はデルタブルース

 コスモステージが若干出遅れたスタート直後、ブルートルネードがハナを切る。それを外からかかり気味のモエレエルコンドルと一緒に上がってきたのは二番人気のコスモバルク。一周目だというのに坂を猛然と上がって下り、結局先頭に立つ。
 隊列は長く、ばらついた展開。ペースも速いわけではない。その五、六番手にデルタブルースがつけ、少し離れてハイアーゲーム、スズカマンボ、後方から数えた方が早い位置にハーツクライ。
 バックストレッチに入って二周目の坂の頂上までにそのばらついた長い隊列がぎゅっと詰まる。まだ先頭はコスモバルク。
 デルタブルースが直線入り口でコスモバルクと馬体をあわせる。コスモバルクの手応えも悪くない。
 しかし、五十嵐 騎手が必死に追うコスモバルクを尻目に、デルタブルースはスムーズにまっすぐ加速していく。
 後ろから大外ハーツクライ、馬場の真ん中スズカマンボ、馬群の真ん中オペラシチー、そして外から内に切れ込んだホオキパウェーブ。横一線になった集団が、まだ二番手に粘っていた一気にコスモバルクに襲いかかる。
 これが血の力か?その集団から抜け出したホオキパウェーブも先に抜け出したデルタブルースを捕まえることはできなかった。

 道中五、六番手につけ折り合いに専念、二周目の坂をゆっくり上り、ゆっくり下りながら直線の入り口で先頭に並びかける。そして抜け出す。まさにお手本のような菊花賞の勝ち方でした。しかし、ステイヤーの資質が備わっていなければ、できない勝ち方であることは間違いないでしょう。

 最後の冠にも北の勇者の手は届かなかった。これは非常に残念でした。
 二着のホオキパウェーブは、これからも詰めの甘さが目立ちそうな馬ですが、三着のオペラシチーはまだ強くなるそんな感じがします。
 やはりキングの抜けた穴は大きい。三歳勢の勢力図はこれからまだ大きく変わっていくことでしょう。

 さて、サンデーサイレンス産駒の人気三頭の一頭を押さえに回し、その三頭に対抗しうるとみていた二頭は見事馬券に絡みました。そして押さえにデルタブルース。予想は完璧でした。
 しかし、デルタブルースの馬体重は +10kg の 526kg 。淀の 3000m でこれは買えない。そして…

 デルタブルース斬り!残念!!

 サンデーサイレンスの産駒は信用しないと言いながら、相手なりに走るストラタジェム( 5 着)に最後の最後で乗り換えてしまった…_(T-T)_
 二週連続、万券逃しの痛すぎるミス。。。秋、白星発進でいい気になっていたのかもしれません。気を引き締めなおして、次は大混戦の秋の盾です。
 

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'04 GI 第十三戦 「菊花賞」

 セントライト記念がベストパフォーマンスだったかもしれない、ザグレブ産駒とは言え、気性からも淀の 3000m は長すぎる…それでも本命はコスモバルクです。これは予想でも何でもなく個人的な祈りです。
 今回の菊花賞は、展開的に逃げるまではいかずともコスモバルクが先行して流れを引っ張ることになるでしょう。おそらくハイペースになることはあってもスローになることはありえないと考えます。これが前提です。
 もし前倒れの展開になれば、おそらく後方対機策をとるであろうハーツクライに目が行きますが、個人的見解として、鞍上の武 豊 騎手のクレバーな騎乗スタイルは、ハーツクライには合わないのではないかと思っていて、父 サンデーサイレンス、母父 トニービンという配合からも、この馬適距離はもう少し短かめではないかと思います。結論として二着はあっても逆転はない。
 サンデーサイレンス産駒の実績上位三頭から対抗の一頭を選択するならば、ハイアーゲームです。確かに右回りではいまひとつですが、今回に限っては長い距離での実績も買えますし、菊花賞馬マンハッタンカフェと同じ血統背景も魅力。
 最後に残ったスズカマンボは、ここまでの上位三頭とは勝負付けが終わっているように思え、押さえが限界です。
 もう一頭対抗に押したいのは、オペラハウス産駒のオペラシチー
 朝日杯チャレンジカップは、スローペースの直線一発勝負の展開で、前が壁になり脚を封じられた格好のレースでした。そもそも切れ味で勝負するタイプの馬ではないでしょうが、それでも上がり 3F 34.0 、 1 馬身 3/4 差なら能力は非凡と言って良いでしょう。今回はまずごちゃつくことは少ない京都外回りの長距離戦、その上枠順はスタミナロスのない内を走ることができる 1 枠 1 番、逆転する資質は備えていると思います。
 最後に本線上位五頭に加えるのはホオキパウェーブ。直線の短い中山で日本レコードタイ、首差まで迫った脚は明らかに本物。母父ミスタープロスペクタという血統が引っ掛りますが、新馬戦を除いて連対したレースは全て 2200m 以上と、距離適性は長距離の方にあると信じます。
 あと気になった馬は何頭かいますが、荒れることを想定して、最後にもう一頭大穴を挙げるとするならば、デルタブルース。菊花賞二年連続連対中、名うての中長距離血統ダンスインザダークの産駒で、こちらも勝ち鞍はすべて 2000m 以上という筋金入りの長距離馬。

 キングのあけた当方もなく大きな穴。
 この穴を埋めるに値する馬が、この菊花賞のゲートに立った 18 頭の中にいると信じます。この菊の冠を勝ち取るものは「最強」の称号を手にすると言われているのですから…

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今年も菊に波乱はあるか?

 春の実績及び前走の内容から、人気を集めるであろう
 コスモバルク
 ハーツクライ
 ハイアーゲーム
 スズカマンボ

の内、コスモバルクはひとまずおいておいて、まず残りのサンデーサイレンス産駒の三騎についてですが、淀の 3000m と言う舞台設定になる菊花賞では、サンデーサイレンスの産駒を絶対に信用しないことにしています。
 特にここ数年、日本競馬全体が距離の短・中距離の番組が多くなったことは、「強い馬が勝つ」と言われた菊花賞が荒れる傾向が続いていることと無関係ではないように思えます。
 そこで注目したい血統面で長距離適正のありそうな素質馬を探した結果、
 オペラシチー(オペラハウス産駒)
 ホオキパウェーブ(カーネギー産駒)
に注目です。
 とは言うもののここに馬名を挙げなかった馬もほとんど紙一重の実力差しかないのではないかと正直なところ思っています。

 ただできることならば、このラストクラウンは、不当に高い壁に挑み続ける北の勇者の頭上に輝いて欲しいと願うばかりです。

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京都不敗!

 ダンスインザムードが 1.7 倍の抜けた一番人気。
 そのダンスインザムードをパドックで見てみると「太い」。実際、馬体重はオークス時 478kg に対して 474kg 。再びオークスでの悪夢が鮮明によみがえる。

 ゲート入りでもスイープトウショウがゲート入りを嫌がり覆面をされてやっと入ったあとに、今度はグローリアスデイズが手こずる。徐々に波乱のムードが高まってくる。
 スタートは整然とでたが、最初のコーナーを回ってダンスインザムードが三番手につけると、隊列は長くならずに中段から後方に集団ができ、最後方一頭置かれるようにスイープトウショウ。
 バックストレッチの終わる手前あたりからレクレドールがポジションを上げ、その後ろから追っつけながらスイープトウショウが上がっていく。しかし、スイープトウショウの反応が明らかに悪い、手応えも悪くみえる。
 コーナーに入るとさらに馬群は縮まる。ダンスインザムードはすでにいつでも先頭に出られるポジションを確保して、コーナーを曲がっていく。京都内回り特有のごちゃつく馬群の外、ヤマニンシュクル、そして、その後ろに追っつけ通しのスイープトウショウ。ここから本当に届くのか?
 最終コーナーを曲がって直線を向く、ダンスインザムードは早くも先頭に立ち抜けだしを計るが、桜花賞の時のようなスピード感はない。
「捕まる」
 TV 中継画面にぎりぎり入る大外から、阪神 JF を彷彿させる脚で上がってきたヤマニンシュクルが突き抜ける…いや、そのまだ後ろ、第三コーナーあたりのから追っつけ通しのスイープトウショウがまだ加速し続けている。この二頭の脚色は明らかに内のダンスインザムードとは違った。内外で離れてはいたが、二頭が並ぶ間もなく突き抜けてくる。
 しかし、二頭のマッチレースにはならなかった。明らかにスイープトウショウの脚は次元が違った。

 京都不敗。
 秋に華開く最後の三歳女王の冠は、これまで GI の大舞台で展開に恵まれなかった才女に与えられた。

 やはりというか、実力的に抜けていると思われた三頭(スイープトウショウ、ヤマニンシュクル、ダンスインザムード)の内、上位は二頭で決まりました。本命的中、よし絶好調!(^^)v
 三着以下は、脚が衰えていくばかりのダンスインザムードに襲いかかった大外レクレドール、ヤマニンアラバスタ…そして鞍上が社台の勝負服を纏う鹿毛の一頭と言う大混戦。
 え!?社台の勝負服?…あれ何?ウイングレット!?
 予想を固める前の段階では要注意馬としてあげていたのに、最後の最後で悩んでいたのはヒカルドウキセイ( 11 着)とドルチェリモーネ( 13 着)…三連複 56,270 円…がーん。iPod が買えたー<(T-T)>

…気を取り直して、来週は牡馬ラストクラウン菊花賞です。

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'04 GI 第十二戦 「秋華賞」

 オークス馬ダイワエルシエーロ回避。
 このおかげで本命上位五頭は優先順位順に
 スイープトウショウ
 ダンスインザムード
 ヤマニンシュクル
 レクレドール
 ヤマニンアラバスタ

とすんなり決まりました。
 という訳で本命はスイープトウショウです。
 ダンスインザムードは鞍上が武 豊 騎手なので今年は本命を打たない(こちら参照)と決めていることもあるのですが、スイープトウショウとの比較でさほど差はないと思っています。
 桜花賞でも展開次第でもっときわどい勝負ができていたはずですし、事実オークスではぶち抜いています。なんと言っても京都コース無敗。2000m も何とか我慢できる上限でしょう。
 ダンスインザムードについては御託無用として、二歳女王ヤマニンシュクルについては、小回りで紛れのある京都内回りということでオークス以外で三着を外したことがない安定感を買います。
 実はここまでの三頭と以下二頭に関しては、実力に大きな隔りがあると思っています。

レクレドール
 ローズ S で春の実績馬を完封した実力は認めます。
 しかし、追う立場だったことに加えて、太め残りだったことを差し引いても夏場に一戦したあとの叩き二走目で、慣れない横綱相撲をしようとした秋初戦のスイープトウショウとの差が半馬身では、現時点で実力差があると言わざるえません。

ヤマニンアラバスタ
 紫苑 S では降着したとは言え、ほぼ完勝の内容。完封された残りの紫苑 S 組は、今回御用はないでしょう。
 ただこの馬の場合、輸送競馬がからっきし。春からの成長も見込めるかもしれませんが、過度の信頼は危険。

 さて押さえとしてあと一頭だけ気になる馬がいます。

アズマサンダース
 ローズ S では直線を向いた時点ではおっと思わせるところがありましたが、結果二馬身半差の五着。休み明けでよしとするか、再び距離の壁を露呈したと見るか?調教ではそこそこいい動きを見せているそうですが、枠順も有利とは言えないですし、なんと言っても一勝馬。どう見積もっても押さえが限界。

 現時点でここまでで決まるとは思っています。
 結論としては「堅く決まる可能性が多分にあり、荒れても中穴まで」ということです。
 ぎりぎりまで深追い覚悟で、グローリアスデイズを筆頭に大波乱の要素を最後まで検討するつもりですが、腹をくくって上位五頭 BOX で一本勝負で行くかもしれません。

 昨年は三冠牝馬誕生の劇的なフィナーレでした。牝馬ラスト一冠、今年はどんなドラマを見せてくれるか。期待することにしましょう。

# 馬券日記 オケラセラ @ 馬耳東風 競馬データ予想
「ファンの力で笠松競馬廃止をストップしよう!」 に賛同し、数々の名馬が育った笠松競馬場廃止には断固として反対します。
 笠松競馬場廃止にご賛同いただける方は こちら で署名いただけると幸甚です。

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波乱薫る秋の三歳女王決定戦

 今週は三歳牝馬が最後の一冠をかけて争う秋華賞です。
 ここ三年堅く決まっていますが、桜花賞馬はこれが秋初戦、オークス馬は前哨戦を惨敗と、今年は早くも波乱の香が漂っています。それでも
 ダンスインザムード
 スイープトウショウ
 ダイワエルシエーロ
は馬券の中心からは外せません。また、春の実績組である
 ヤマニンシュクル
 アズマサンダース
 ヤマニンアラバスタ
は慎重に取捨選択を検討する必要があるでしょう。

 波乱の要素として注目したい馬としては
 ウイングレット
 レクレドール
 グローリアスデイズ
で、ローズ S で春の実績馬を完封した二頭は要注意です。
 更に秋華賞が荒れる典型的なパターンは、前が止まって追い込みが決まるという傾向が見られ、自分の競馬に徹っしてくる追い込み馬が危険ではないかと考えます。
 ただ紫苑 S 組に関しては、降着したヤマニンアラバスタが最も強かったと思われ、極端な穴狙いしないよう心がけたいと思います。

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70 Seconds! The Time Trial!!

 土曜日の夜、さぁウィンラディウスとシルキーラグーンとどちらをとるかと思案を巡らしながら天気予報を確認する。予想は曇りのち雨、正午から午後三時までの降水確率が 60% 。ここで思考が中断した。1200m の距離適正に疑問があり重馬場の安田記念を大敗した馬と、馬場が重くなって牝馬特有の切れが殺されるかもしれない重賞未勝利馬とを比較していることに意味はあるのだろうかと…。
 日曜の午後二時。競馬中継にチャンネルを合わせると中山は雨。しかも、芝コースの馬場コンディションは重から不良に。前日のもやもやは吹き飛び、狙いは変わった。コーナリングの経験など関係ない、不良馬場のスプリント戦で生きるのは馬格とパワー、そして実戦での堅実さ。ならば…。

 15:40 雨が降りしきる中、ゲートが開く。
 カルストンライトオの鞍上、大西 騎手は何の迷いもなく押して先頭に立つ。ナムラビックタイムは、それを追うが追いつかない。結局、その後ろにシーイズトウショウ、ゴールデンキャストと続き、前の隊列はすぐにポジションが決まる。
 後ろは出遅れ気味にでたデュランダルが最後方、その前に一番人気のサニングデール。そのデュランダルは徐々に外に、そしてサニングデールはラチ沿いに進路をとる。
 先頭から後方までまるで整列したかのように横に広がらない隊列でコーナーに入る。まず最初に動いたのは王者デュランダル。鞍上 池添 騎手の指示か、それとももう上がっていかないと届かないことを馬自身が察知したのか、明らかに他馬より先に外を押さえながら上がっていく。
 後方から先頭に向かって徐々に馬群が詰まり、4コーナーに入るところで先頭カルストンライトオとの差も一瞬詰まる。しかし、ここからまるでレールの上を滑るかのようにカルストンライトオが加速していく。全くスピードが落ちない。戦前、大根田 調教師の言った「タイムトライアルだ」と言う言葉がこのとき頭をよぎった。
 そして直線、カルストンライトオと二番手以下との差は三馬身から四馬身。その二番手以下は、大外デュランダルと内で一頭だけ脚色の違う馬がいるが、その馬が何であるかわからないほどその他は横一線の大混戦。
 しかし、このタイムトライアルでカルストンライトオにゴールまで波乱はなかった。
 最悪のコンディションで、まさに計ったようにほぼ 70 秒きっかりで 1200m を走りきってしまった。全くつけいる隙のない完勝。
 名刀デュランダルは、この不良馬場では一刀両断とはいかなかったが、混戦から頭一つ抜け出して意地の二着。そして三着は…。

 最後の最後、不良馬場のスプリント戦で波乱の要素として押さえたのはケープオブグッドホープ。直線レースであれば日本の馬とも五分以上のレースをやるパワーが外国馬にあることは承知していましたが、フェアジャグは不良馬場はてんで駄目、アシュダウンエクスプレスは近走振るわない上、日本に来てから早い時計も出していない。ならばと、最も馬格があり、近走勝ちきれていないとはいえ、安定した成績を残していたケープオブグッドホープに白羽の矢を立てたのですが、これが大正解。
 最後まで悩んだウィンラディウスとシルキーラグーンが四着、五着で審議になり、一瞬ひやりとしましたが、1999 年 JC スペシャルウィーク - インディジェナスでとった万券(これは馬連でしたが)に次ぐ、三連複 22,570 円の高配当。たった百円ですが今年二回目の万馬券。通算でも年に二回も万券とったのは初めて。三連複新馬券戦略様々ですな(^^)/
 快勝、快勝!さぁ来い秋華賞!!(^O^)

 さて蛇足になりますが、三連単が始まって最初の GI で早くも十万馬券が炸裂したわけですが、正直「これはとれんな」というのが感想です。おそらくデュランダルの一着もしくは二着を軸にフォーメーションにいってたと思いますが、その相手として三着にケープオブグッドホープはまだしも、カルストンライトオを一着に組み入れられなかったと思います。そんな風に考えると、どうしても三連単で勝てるイメージが湧いてきませんでした。安田記念からの連勝を3に伸ばしたところですし、勝てる戦略が見えない限りは三連単は静観するのがどうやら正解のようです。

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'04 GI 第十一戦 「スプリンターズステークス」

 いろいろ思案しましたが、結局、本命は休み明けとは言えデュランダルです。
 三歳時から注目していた思い入れの強い馬でもあり、仕上がり早で今回のメンバーなら格が違うことも、追い込み馬不利と言われた春の高松宮記念で証明済み(あの時もマイル CS 以来約 4 カ月ぶり)。追い込み脚質で最内枠とは言え、舞台が第 4 回中山最終週に変わって、三着は外さないでしょう。
 対抗以下は基本的に高松宮記念組が上位と見て、

シーイズトウショウ
 中山は初というのと函館からの転戦組は分が悪いのはちょっと気になりますが、実績と函館での勝ち方を買います。

サニングデール
 叩き良化型とは言え、高松宮記念以降がちょっと不甲斐ない。59kg 背負ってのセントウル S 三着が評価されていますが、あのメンバーで連を外して欲しくなかった。

キーンランドスワン
 並以上の馬だとは思いますが GI の舞台ではやはりワンパンチ足りない印象。しかし、最近の安定感と上位馬では唯一脚質にあった枠順を引いたことを評価。

がこれに続きます。

 これ以下は実力に随分差があると思っていますが、

カルストンライトオ
ゴールデンキャスト
ウィンラディウス
シルキーラグーン

という優先順位で考えています。
 カルストンライトオは、前に行く馬が揃って坂のある 1200m では少々きついかもしれませんが、調教の良さと鞍上が大西 騎手(騎手実績 3.1.2.2 )ということで穴候補の最上位に見ました。
 ゴールデンキャストは、武 豊 騎手を鞍上に人気も集めるでしょうが、この馬に関しては中山未勝利の上、とにかく輸送競馬に弱い。好成績は地元か滞在競馬に限られます。
 更なる穴を狙って三歳馬か外国馬を…と言いたいところですが、まず三歳馬は 12 月開催から秋の初戦に施行時期が変わったこともあり、余程の実力がないと古馬相手に歯が立たない傾向があります。重賞未勝利馬ばかりで、たった 2kg しか斤量差がないのでは論外かと思われます。
 一方で外国馬ですが、全馬とも直線レースしか経験がなく、日本のコーナーのある忙しいスプリント戦には、馬場の堅さ云々よりも対応が難しいかと考えます。
 という訳で、本線はカルストンライトオまで五点 BOX で勝負。押さえにゴールデンキャスト、もう一頭をスプリント適正に疑問があるウィンラディウスにするか、重賞未勝利馬のシルキーラグーンにするかは、当日のパドックを見てから決めます。

# 宝塚記念でグラスワンダーもスペシャルウィークも開けられなかった扉を開き、不運にも一度閉じられたその扉を、果敢にも力ずくでこじ開け、夢の舞台に立つタップダンスシチーという名馬に最大の祝福がありますように…

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