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快挙なる!

 金鯱賞を三連覇し、一番人気を背負ったタップダンスシチー、昨年有馬記念以来六カ月ぶりとは言え、毛づやも良く太め感もない二番人気のゼンノロブロイ。オッズを見ても抜けた存在であるこの二頭に、パドックでは隙などないように見えた。
 快挙は達成された。
 しかし、それは初の宝塚記念連覇でも、八歳馬による GI 制覇でも、ましてや GI 四連勝でもなかった。

 スタートが切られても、ここ三走ハナに立って良績を上げていたビッグゴールドを含めてあせってハナに行く馬はいなかった。内枠を引いたシルクフェイマスが押し出されるように一度先頭に立つが、すぐに押さえきれない手応えでコスモバルクがそれを奪っていった。その直後にビッグゴールドと、一番人気タップダンスシチーで、第一コーナーを右に回っていった。
 中団はゼンノロブロイを中心にリンカーン、サンライズペガサス、スイープトウショウ、それをアドマイヤグルーヴ、ハーツクライが追い、最後方は三冠牝馬スティルインラブ。
 バックストレッチが終りに近づくと、まず動いたのは一番人気タップダンスシチー、これを追うようにゼンノロブロイが動くと 15 頭の馬群が一気に縮まって一団となっていく。
 最終コーナー手前でタップダンスシチーは既に先頭コスモバルクに並びかけ、一気にスパート…のはずだった。
 しかし、後続は引き放されない。いや、タップダンスシチーが引き放せなかったのか?後続からまず最初に襲いかかったのは、リンカーン。脚色はこのとき既にリンカーンの方が上、タップダンスシチーは徐々に後退していく。代わってリンカーンの外から、昨秋古馬三冠制覇のゼンノロブロイも喰らいついてくる。
 リンカーン先頭。
 しかし、ここからの地力が違った。ねじ伏せるようにゼンノロブロイが前に出る。
 ゴールは迫る。
 それは王者の隙だったのか?リンカーンをかわして、先頭に立ったとき、ここからいつものように後続を突き放す脚はゼンノロブロイに残っていなかった。
 そこへまさに一閃。切れが身上の四歳二騎が、大外一気!
 あざやかだった…そう形容するのが最もふさわしいだろう。先頭でゴール板の前を駆け抜けたのは牝馬だったのだから。

 牝馬の戴冠は 39 年ぶりだそうです。
 言い訳できません。無論、ノーマーク。牝馬どうこうの前に、スイープトウショウが 2200m という距離に適性があると思ってませんでした。しかし、タイム的に見ても他が不甲斐なかったという訳でもなさそうです。この馬の評価を、一から見直す必要がありそうです。
# エンドスウィープの産駒の傾向って未だ良くわからない…

 おまけにそもそも前残りの展開になることを前提として、馬券を絞りましたから、当然、二着のハーツクライも馬券対象外。

 前半最終戦は大敗です。当然、二戦ポカしたあとの大敗ですから、前半戦トータルの収支もついてくるはずがありません。
 しかし、これだけの大外しだとあきらめもつきます。秋、気分を一新してがんばることにします。

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