まさか…
展開に波乱の要素はあったのか?
ローエングリンが先頭に立ち、それをダイワメジャー、バランスオブゲームが追って隊列を引っ張る。常にスピードの違いで先を争う羽目になる三歳マイル女王ラインクラフトが、楽に中団で折り合えるくらい澱みのないペース。
末脚自慢のハットトリック、サイドワインダー、テレグノシス、そしてデュランダルは後方。
隊列は向正面の坂の頂上に先頭が辿りついた時点で 20 馬身程度。それが坂を下って、最終コーナーに迎えてもさほど縮まらないままだった。先頭集団からは早々とダイワメジャーが抜け出し、ローエングリンが脱落した。後方では最終コーナーを曲がりきる一歩手前でペリエ騎手がハットトリックを押して加速を始めていた。デュランダルはいつもの大外に進路を確保してやっと加速を始める。しかし…
いつもの加速感がない。まさか…先頭の差がいつものように見る間に詰まっていかない。
「デュランダルを負かすなら同レベルのマイル適性と末脚を持って、展開上先にスパートをかけるしかない」
戦前、自分が感じていたことをそのままデュランダルの前々、先手々々で競馬をしていたハットトリックの鞍上 ペリエ騎手は実行して見せた。
デュランダルは伝家の宝刀を抜けなかった…と評価されているようですが、これは違います。メンバー最速 33.2 の上がりを披露しました。ただ届かなかった。それだけのことのように思います。1'32"1 という超高速結着において、最後尾からとは言え 32 秒台の脚で差し切れという方が無理な相談でしょう。
デュランダル陣営に敗因を求めるとしたら、あまりに自分の競馬にこだわり過ぎたことにつきると思います。
さて勝ち馬ハットトリックもそうですが、一番のパフォーマンスを見せたのはダイワメジャーではないでしょうか?普通なら勝ちパターンです。実際、先行集団から抜け出したときのスピードを見せつけられたときは「勝った」と思いました。これからもマイル路線では要注意の一頭と言えるでしょう。
最後に馬券の方ですが、デュランダルと心中するつもりで全馬券デュランダルを絡めたため、見事な玉砕です (T-T)
「競馬に絶対はない」…久々に思い知った今年のマイルチャンピオンシップでした。
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