真の女王
今年の秋華賞馬エアメサイアが一番人気で、昨年の秋華賞馬スイープトウショウと人気を分け合い、重賞二連勝中ヤマニンアラバスタが何とか単勝 10 倍以下に踏みとどまり、人気の上では実質ニ強対決となっていた。
スタートではいくと腹を括っていたオオスミハルカが馬任せで先頭に立つ。しかし、残りは違った。騎手の思惑が入り乱れ、スタート直後の正面スタンド前での馬群形成時にごった返した。
やっとポジションが決まったときには、エアメサイア、スイープトウショウ、ヤマニンアラバスタは後方に押し込められた。そして、その混乱に乗じてオオスミハルカはまんまと差を広げていった。
オオスミハルカの大逃げ。
しかも向正面に入ってペースがスローに落ち、それに合わせられなくなったマイネサマンサが暴走気味に先頭を追いかけて上がっていった以外は、淡々…オオスミハルカも徐々にペースをこれは完全に逃げ馬が残るレース展開。
坂を上って下り、最終コーナーで後続馬群が横に広がった時点で、オオスミハルカのリードは十分に安全圏に達していた。しかも一番人気エアメサイア、三番人気ヤマニンアラバスタはほとんど最後方。最初にアドマイヤグルーヴが馬群を抜けてくる。しかし、去年と比較して圧倒的にスピードが足りない。
昨年の雪辱?昨年以上に絶妙なペースで逃げたオオスミハルカの押し切り!?
「時代が悪かった」
レース後、菊花賞のときのアドマイヤジャパン陣営の言葉が思い出された。
上がり 3F 33.2 秒。オオスミハルカの上がりを 1 秒以上上回る切れを見せられる馬など、スイープトウショウをおいて他にはいなかった。
「スタートがすべて」とレース後に、エアメサイヤを管理する伊藤 雄二 調教師がコメントしたそうですが、エアメサイヤとヤマニンアラバスタにとってはまさにそのとおり。しかし、スイープトウショウもスタート直後は後方に閉じこめられたわけですから、真に女王となるにはそれも状況の一つとして、越えなければならなかったのでしょう。
いや、スイープトウショウに対しては感服しました。牝馬同士なら現時点で格が一枚上ですね。有馬に出走しないのは非常に残念ですが、来年は古馬牝馬 GI タイトルが一つ増えることもありますし、来年の活躍を期待することにします。
個人的には鬼門だと思っていた GI を取って損とは言え、無難にくぐり抜けただけでよしとすることにします。
さて今週はマイル CS 。去年はここから連勝街道が始まりました。今年もまだ負け越しの状態。気合い入れ直してがんばるぞ!と。
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