その答えを知りたい
週間予報では雨が降るはずだった土曜日は降らず、その土曜日に確認した天気予報で夕方までもつはずだった日曜日の天気は雨…しかも、宝塚記念のスタートが近づくに従って、雨粒は大きくなっていった。
まるでこれから始まるレースを前に、天すら興奮しているような空模様だった。
悪化した馬場状態で、予想通り大外に回ったバランスオブゲームがハナをきる展開、向正面に差しかかるところで随分馬群は長くなっていた。
バランスオブゲームをシルクフェイマスが追いかけるのを見ながら、その後ろにはシンガポールから国際 GI 勝ちの勲章を持ち帰ったコスモバルク、昨秋のマイル王ハットトリック、天皇賞二着のリンカーン、二年前の皐月賞馬ダイワメジャーなどがつけ、追い込み組もさほど離れずについて来ている。
長くなる隊列の原因となっている少し離れた最後尾から二頭目、ここにディープインパクトはいた。
外々を走って仕掛けるまでもなくゆっくりと前との距離を縮めていくディープインパクト。雨の中、京都競馬場に集まった観衆は食い入るようにその挙動に釘付けられ、歓声すら上げられないようだった。
先頭を行くバランスオブゲームが、徐々に広げていた二番手との差を、最終コーナー手前で一気に広げて、抜群の手応えで直線を向く。歓声がわき立ったのはその直前だった。
ディープインパクトが動いた。
外から瞬時に二番手集団に取りついて見せ、直線を向く。良馬場この時点でディープインパクトの後ろにつけている組に勝ち目はない、先頭のバランスオブゲームとは確勝の差しかない。
しかし、今回は雨が降りしきる中での重馬場。
内々経済コースで絶好の位置にいたリンカーンは、その馬場に絡めとられもがくように沈んでいった。しかし、先頭を行くバランスオブゲームは、こういう悪条件で何度も波乱を起こしてきた名うての道悪巧者。
「一瞬夢を見た」
バランスオブゲームの鞍上 田中 勝春 騎手がレース後、そうコメントしたように、完全に波乱となるパターンだった。
時代が悪かった…過去何度も敵となった陣取が口にした言葉である。
しかも戦前、池江 寿 調教師は「名刀を持して、侍の心で…」とその心境を語ったように、真のゴールはまだ先にある戦いであっても、チーム・ディープインパクトに一寸たりとも隙などなかった。
鞍上 武 豊 騎手の鞭が飛ぶ。これほどディープインパクトに対して、鞭を使ったシーンはこれまでなかった。
重い馬場でいつものスピード感はないものの、それでも直線中場でバランスオブゲームを捕まえた。そこで鞍上は追う手を緩めた。
それでも四馬身。ゴール前、寸前で後ろからバランスオブゲームを差し込んだナリタセンチュリーとの差は、それだけあった。
五冠達成…
「ここ(宝塚)を勝って凱旋門賞」「だから負けることは許されない」
かつてタップダンスシチーが開いて見せた扉を、また今年、ディープインパクトが開きました。この扉の先、ロンシャンまでの道のりも決して平坦ではないでしょう。
しかし、もし無事に凱旋門賞の舞台に立ちさえすれば…日本生産馬、日本調教馬、日本人騎手、まさに Made in JAPAN が世界を制する瞬間がやってくるかもしれません。
「この馬より強い馬がいるのかなぁ…」
その答を早く知りたいものです。
# 馬券は二着もリンカーンで固定してしまったため、見事に縦目を食らい敗退…やっぱりディープインパクトが走るレースは獲れない (T-T) …今年前半戦は惜敗という結果に…英気を養って後半戦がんばります。
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コメント
最後の最後の宝塚記念で3連単を的中して、前半戦は何とか+収支でした。
後半戦もよろしくお願いします。
投稿 ippo | 2006.06.29 19:26
> ippo さん
フォーメーションで二着に組もうかと迷ったんですけどね>ナリタセンチュリー
で結局、縦目 (T-T)
で前半戦は逃げばてって感じです。
見事な差し足でした>ippo さん
こちらこそ後半戦もよろしくお願いします。
投稿 kay (管理人) | 2006.07.01 22:12