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マイル路線の主役登場

 ディープインパクトの回避、バランスオブゲームの引退、アサクサデンエン、ローゼンクロイツのニ頭が直前に乗り替り、レース前のトリリオンカットの放馬、カンパニーの外枠発走と、本命不在、実力拮抗の今年の天皇賞(秋)は、十二分に波乱のムードが漂っていた。
 スタートから押して先頭に立った佐藤(哲)騎手に手綱が戻ったインティライミを、北村(宏)騎手 騎乗のダンスインザムード、安藤(勝)騎手 騎乗のダイワメジャーが追う。
 悲願の中央芝 GI 制覇へ虎視眈々と五十嵐 騎手とコスモバルク、一番人気を背負ったスイープトウショウが池添 騎手を背にちょうど長い隊列の真ん中に構え、鞍上には武 豊を配して三歳天皇賞制覇に挑むアドマイヤムーンはその直後につけた。
 先頭からオースミグラウワンの四位 騎手が控える最後尾まで 20 馬身前後長い長い隊列が、前半 1000m 58.8 秒という平均よりはやや早いペースで淡々と進んでいく。そして最終コーナーを迎えて、先頭はインティライミ。手応えは十分とは言わないが内ラチびったりに最後の直線を追い始める。
 その先頭に、内に四頭分くらいのスペースを開けたところ選んで、安藤(勝)騎手が持ったままダイワメジャーが先頭に並ぶ。その外直後にダンスインザムード、有力どころの差し・追い込み組は馬場を選んで更に外に回る。
 しかし先頭を行くダイワメジャーはまだ持ったまま坂を上っていく。ダンスインザムードが並びかけるかと思ったが、毎日王冠の二の舞を恐れたのか、並ばない並べない。坂も終りに近づいて残り 1F 、外からはまだ来ない。ここでダイワメジャーが追い始める…その勝利を決めるために…ではなかった。いきなり内から馬体を合わせてきた。馬格のあるダイワメジャーと比べると少し小柄に見える黒い馬体をいっぱいに使って、追ってきたのは横山(典)騎手とスウィフトカレント。迫ってきたときの脚色は必勝の色合いだった。
「並ばれてやっと火がつく」
 ダイワメジャー陣営が言った通りだった。スウィフトカレント陣営にとって相手が悪かったとしか言いようがなかった。第 134 回 天皇賞(秋)を制したのは 7 枠 14 番ダイワメジャー。奇しくもそれは皐月賞を制したときと同じ枠順だった…

 なんか春秋合わせて久しぶりに天皇賞を取った気がします。ひょっとするとマンハッタンカフェ - ジャングルポケット(今やどちらも種牡馬…)で決まった春天以来かもしれない…。
 実力伯仲、大混戦との前評判だった見応え十分のレースを、本線~押さえ 6 頭で 6 着まで決まり、結果は本線ではありませんでしたが、しっかり押さえられ収支もプラスだったことが何よりです。
 いやしかしダイワメジャーは完全な横綱相撲でした。強かった。
 安藤 騎手はしきりに「展開が向いた」と発言していますが、毎日王冠でのレースぶりから見ても、二度も展開に助けられたなどと考えると、次のマイルチャンピオンシップで痛い目にあいそうです。
 主役不在と思われたマイル CS に向けて、日本のマイル路線に主役登場と見ていいのではないでしょうか?

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'06 JRA GI RACE XV /第一三四回 天皇賞(秋)

 前哨戦を見る限り、一番レベルが高く見えたのがオールカマー。その勝ち馬バランスオブゲームが引退に追い込まれ、さらに混沌としてきました。一応、前哨戦から気になった馬を列挙すると…

札幌記念
 アドマイヤムーン

オールカマー
 コスモバルク
 スウィフトカレント

京都大賞典
 スイープトウショウ

毎日王冠
 カンパニー
 ダンスインザムード
 オースミグラスワン
 ダイワメジャー

と言ったところ。

 ここから本命はスイープトウショウでいきます。
 かなりな混戦が予想され、こうなってくると若干の斥量差や枠順がもろに響く気がします。またこのメンツで芝 2000m の条件では、適正でも格でもこの馬が一歩抜けています。
 対抗はコスモバルク、単穴でスウィフトカレントです。
 先述したように前哨戦では一番オールカマーのレベルが高かったように思います。ですから、強い馬はスイープかもしれませんが、馬券的にはバルク - スウィフトからが本線です。
 △ で今年に入ってからの安定感と距離・天候への融通からダンスインザムードと、マイラーだと思うがやっぱり前での競り合いのなると強そうな気がするダイワメジャーまでを 5 頭ボックスでいきます。

 押さえはアドマイヤムーン。GI 連対経験のない三歳馬のチャレンジと言うのも気になりますし、内の先行有利の東京芝 2000m の条件で、有力どころと考える馬の中ではもっとも外に行ったのも減点。斥量差と鞍上で無視は出来ませんが押さえが限界。人気をかぶっているので切りやすいこともありました。
 大穴でオースミグラスワン。期待するグラスワンダー産駒の一頭で、明らかに短いと思われる毎日王冠で、前残りの決着の中、上がり 3F 33.9 で勝ち馬から 0.3 秒差、内容は十分にあったと思います。今度は 2000m ぎりぎり守備範囲の下限、ペースが速くなって前崩れの展開になれば…

◎ スイープトウショウ
○ コスモバルク
▲ スウィフトカレント
△ ダンスインザムード
△ ダイワメジャー
× アドマイヤムーン
× オースミグラスワン

 今日は京都競馬場に行ってきましたが、天皇賞に向けて運を使わずほっとしています(<負け惜しみ)。今日の分の貯金も、ここでしっかり返して貰います。

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詰まるところ…

 ディープインパクトが回避を決めたことで、絶対的軸不在の混戦模様を呈してきた今年の天皇賞(秋)。
 前哨戦を見る限り、京都大賞典はスイープトウショウの調教に付き合ったようなレースでしたし、毎日王冠は開幕週の絶好馬場でマイラーがスピードに任せて押し切ったレースで、オールカマーは内容の濃いレースでしたが前述の2レースに比べると面子が…思考材料として、客観的な評価は難しいように思います。
 ざっと登録馬を見渡しても、GI ホースは確かにいますが、ここ一年に限って言えば 2000m 以上の GI 勝ちがあるのはコスモバルクだけという面子ですので、レベルの上下差は極端に小さいのではないでしょうか?
 そうなってくると斥量が軽い三歳馬、牝馬が有利かなと思いますので、この辺を基準に相対評価していくことになるのかなぁ…枠順、鞍上ももろに勝敗を左右しそうですし…詰まるところ難しいということしか今は分りません (^-^;;;>

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落胆も驚愕も…

 昨年の菊花賞、ディープインパクトはその圧倒的な才能を持ってして、無敗三冠が達成した。
 そして、また今年、二年連続、三冠達成の資格を持った馬がこの淀に現れた。
 12 回も戦った。6 回も負けた。それでも、不屈の闘志を持ってして二冠をもぎ取り、ここまで駒を進めてきた。その馬の名はメイショウサムソン、鞍上は石橋 守。
 前哨戦、破れはしたがその闘志に衰えはないことは証明して見せた。そして、当日、淀は晴れ、クラシック最後の一冠での一番人気の栄誉は、この二冠の闘将に与えられた。

 レースは逃げを宣言していたダービー二着アドマイヤメインが離して逃げる展開。その後ろの馬群は先頭から最後方までやや長めの隊列となっていた。
 二冠馬メイショウサムソンは四、五番手、その後ろにぴったりと神戸新聞杯覇者ドリームパスポート、良血フサイチジャンク、休み明けトーホウアランが続く。
 アドマイヤメインはやや早いラップで軽快に飛ばす。決してかかっているように見えないが、ラップは早い。後ろから追走する馬群の中にもかかる馬がいないように、流れによどみが全くない。
 バックストレッチを通過して、京都の二度目の坂、三コーナー手前になってやっと馬群は縮み始めたが、最終コーナーを回って四馬身以上の差は保っていた。逃げ切り…それがあってもおかしくないと思い始めた後続は、最終コーナー手前で一気に動いた。きっかけはメイショウサムソン。
 しかし、そのメイショウサムソンは最終コーナーを回って一気に差を詰めるどころか、大きくうちによれた。すでに皐月賞やダービーの時に見せた鬼気迫る覇気がない。最後の直線半ばですでに誰もが三冠の夢が消えたことを悟った。
 三冠は消えたがレースはまだ終わらない。外から逃げるアドマイヤメインを猛烈な足で追い上げてきたのはドリームパスポート!…だけではなかった。
 皐月賞でも、ダービーでも見ているものをあっと言わせたその爆発的差し脚を見せるドリームパスポート。その外からそれを上回る末脚を駆使して、黒い馬体が飛んできた。
 武 幸四郎 騎手とソングオブウィンド。その名が示すようにまさに風のごとくゴール板を駆け抜けた。

 神戸新聞杯でメイショウサムソンの勝負根性、ドリームパスポートの爆発力に衰えがないことを確認した以外に、先行して最終コーナーからの立ち上がり、内で揉みくちゃにされ、それでも三着に残ったレースを見て、春の実績組以外でもし馬券に絡んでくるならこの馬だとは思ってましたが、まさかまさか勝つところまでいくとは思いませんでした。
 二年連続三冠馬誕生がならなかった落胆も、フジキセキ産駒が郷里の壁を越える様を見た驚愕も、この一陣の風がすべて吹き飛ばしてしまいました。
 風に乗ってコンドルが飛び去った空の彼方から、風に乗って流れてきたのは歌。何とも洒落た結末した。
# 馬券ですか?もちろん外しましたよ。二年連続三冠馬誕生に手向けた心中馬券でしたから…

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'06 JRA GI RACE XIV /第六十七回 菊花賞

 ドリームパスポートに騎乗する横山 典弘 騎手が「高田 騎手のためにも…」と発言したそうです。納得はしませんが、ほんの少しだけ救われたような気がします。感情論は捨て勝負に徹します。

「なるかならざるか?」
 焦点はこれ一点。答えは「なる」…本命はメイショウサムソンです。
 前哨戦を見る限り、春の勢力図は変わっていないという結論に行き着きました。能力だけで言えば、ダービー上位四着までは能力が一枚以上抜けています。
 ただ今回、京都 3000m と言う舞台設定、レース展開を考えた結果、対抗はマルカシェンク、単穴でアドマイヤメインとします。
 これ以外の馬では、成長力は疑問ですが能力上位は間違いないフサイチジャンク、出走馬唯一のダンスインザダーク産駒トーホウアラン、そしてダービー出走組以外から、神戸新聞杯組から前走最終コーナーでもう終わったと思ったところから三着に粘りきったソングオブウィンドを加えます。
 ここまででドリームパスポートをなぜ加えないか?
 三連複を考えた場合ドリームパスポートを加えるとどう考えてもつかないと言うことが第一ですが、それ以上に菊花賞は絶対能力以上に、距離適性がもろに出るレースだと思っています。最初に能力上位だとしたダービー上位四頭で、唯一菊花賞で良績のないフジキセキ産駒ということがどうしても気になります。実際、これまでも、 2000m 以上で 1.3.1.0 ですが、その一回の3着がダービーで、また唯一の 2000m での勝利も神戸新聞杯、中京での勝利ですから、2000m くらいに壁があると考えるのが自然でしょう。

 今回はここまでに絞っていきます。

◎ メイショウサムソン
○ マルカシェンク
▲ アドマイヤメイン
△ フサイチジャンク
△ トーホウアラン
△ ソングオブウィンド
× ドリームパスポート

メイショウサムソン軸一頭で、ソングオブウィンドまでのボックスが本線。押さえでメイショウサムソン - ドリームパスポートから軸二頭から流します。

 正直、波乱はないと思います。PAT の残金も少なくなってきているので本線でしっかり当てたいものです。
 さぁ二年連続三冠なるか?三冠対決は実現するのか?注目です。

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出てこい!

「なるかならざるか」その一点だと思っていました。

 その一戦に臨んで、今週月曜日発売の競馬雑誌の登録馬情報によると、ドリームパスポートの鞍上は高田 潤 騎手でないことが濃厚であるようです。高田 潤 騎手は「自分が乗るのらないによらずドリームパスポートは好勝負できる」と発言しているようですが、ドリームパスポートの能力云々の話ではないのです。
 皐月賞で後の二冠馬に冷や汗をかかせ、三冠のかかる菊花賞の前哨戦で、その二冠馬に一泡吹かせたその鞍上は誰だったのかという問題です。

 競馬とは人馬一体で挑むものではないのか!ファンにも何より三冠を目指す馬を前にして失礼にもほどがある!!
 こんなことを言っても何にもならないのは承知でいいます。

 高田 潤をだせ!

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もう一つ誤算

 桜花賞馬キストゥヘブンは輸送での消耗を避け、男馬相手のセントライト記念で好勝負をし、春、栄光に届かなかったアドマイヤキッスは完璧な内容で前哨戦ローズ S を快勝した。ぶっつけで秋の女王の座を狙う負け知らずのオークス馬カワカミプリンセスとの差はもっと縮まったと思われた。

 スタンド前からのスタートは見事に横一線、有利もなく不利もなく1コーナーまで思い思いのポジション取りが始まった。ローズ S で勝ちパターンの見えたシェルズレイを、春のクラシックでは前々でレースを引っ張ることの多かったアサヒライジングを追う展開かと思ったが、八枠の二頭トシザサンサンとコイウタがまっすぐに飛び出して、逃げをうつ。これをシェルズレイ、そして少し間をおいてアサヒライジング、その後ろに桜花賞馬キストゥヘブン、紫苑 S 覇者サンドリオン、そしてその後ろ、馬群全体の真ん中より少し前の外、無傷のオークス馬カワカミプリンセス、そしてその後方にアドマイヤキッス。
 長めの馬群を維持したまま淡々とバックストレッチを進み、その出口に先頭が差しかかった頃にも、その長さはほぼ維持したままで、まだ全頭最終コーナーを待っていた。

 ペースは完全に落ちついた。そして、最終コーナーで一気にレースは動く。
 最後の直線を向いて、先頭を譲っていたシェルズレイが一気に先頭に立つ。しかし、そのシェルズレイを見るようにレースを進めていたアサヒライジングが、一瞬のうちに外から並びかけ、役者が違うとばかりに先頭に立った。
 アサヒライジング先頭。
 抜群の手応えで最後の栄冠に向かって突っ走る。更にその後ろからフサイチパンドラが追いすがってくるが、捕まえられない、並べない。
 後ろは横一線、カワカミプリンセスは最終コーナーで鞭が入っていた。直線を向いてもキストゥヘブン、サンドリオンは伸ない、アドマイヤキッスは後方を追走した結果、外々を回らされ、完全にハンデを喰った。

 アサヒライジングの横綱相撲…レース展開は完璧だった。しかし…馬場の真ん中堂々と、カワカミプリンセスが、これが 146 日も休んでいた馬の脚かと疑うほどの差し脚を伸ばす。
 まさに一撃。
 圧巻、無敗の五連勝での戴冠だった。

 なんだありゃ…って感じです。荒れるとすれば、前々でなだれ込む展開だとは思っていましたが、もっと実力差は僅差だと思ってました。
 パドックでも毛艶が今一つで、レースでも行きたがる素振りを見せ、最終コーナーでも鞭が入って…と決して万全の状態ではなかったと思うのです。またアドマイヤキッスは位置取りが悪過ぎましたが、アサヒライジングで決まって当然のレース展開でした。
 しかし、最終コーナーを回って横一線からたった一頭、抜群の差し脚、完全に他馬とは能力が違いました。これで陣営の言うようにまだ成長途上だとすれば、これは相当な化け物かもしれません。さてエリザベス女王杯では、どんな競馬を見せてくれるのか楽しみです。

 カワカミプリンセスの強さ以外にもう一つ誤算があったとすれば、三連複で 6,550 円しかつかなかったことですかね。完全に万券だと思って、(自宅でですが)ゴールの瞬間ガッツポーズしてしまった。恥ずかしい (*^-^*)
 つかなかったものは仕方ありません。気を取り直して、菊花賞と行きたかったのですが…

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'06 JRA GI RACE XIII /第十一回 秋華賞

 桜花賞 2 着、絶対的に距離が長いと言われたオークスで見せ場ありの 4 着、前哨戦ローズ S でまんまの逃げ残りと思ったところをきっちり差し切って制したアドマイヤキッスに、言いがかりをつけるとしたら、鞍上が武 豊 騎手であること。他の方には全く関係ないですが、今年は武 豊 騎手鞍上である限り本命には押さないというのが個人的な規則です。
# 規則ですから破ることもあります。破った宝塚記念も外していれば世話ないですが…

 対抗をアドマイヤキッスに決めて本命を探すと、とりあえずローズ S 組に御用はありませんし、ぶっつけ本番組も一枚割引いてなおアドマイヤキッスを交わせるかというと疑問です。となると、秋初戦を男馬相手のセントライト記念を選んだ桜花賞馬キストゥヘブンか…というと、過去の秋華賞では、先行~差し馬が相性良く、逃げ・追い込み組は分が悪いという傾向が割りにはっきり出ています。小柄な馬ですからもまれるときつそうですし、内から外に出して後ろからでは勝ち目は薄そうです。

 こうなると、初芝で紫苑 S 勝ちのサンドリオン、自己条件をレコードで勝ち上がった京都 100% 連対のブルーメンブラッドが、アドマイヤキッスとの勝負付け、秋華賞向きの脚質という意味でまた配当的にも非常に魅力です。

 ということで、本命はサンドリオン、対抗アドマイヤキッス、単穴はぶっつけでも最高の調教タイムを叩き出したオークス馬カワカミプリンセスとして、ブルーメンブラッドとこれもぶっつけ組からアサヒライジングまでを本線とします。
 押さえはローズ S 組から、オークスで痛い目にあったのでフサイチパンドラ、大穴ではなくこれも押さえで最後に秋華賞と相性の良い桜花賞馬であるキストゥヘブンは入れときます。

◎ サンドリオン
〇 アドマイヤキッス
▲ カワカミプリンセス
△ ブルーメンブラッド
△ アサヒライジング
× フサイチパンドラ
× キストゥヘブン

 堅く収まる気がしなかったので荒れるパターンを考えると、先行総崩れというパターンより、行きたい馬が多い中、思ったよりペースが上がらず前が残ると言うパターンの方が想像しやすかったのと、オークスは初めてスイートピー S 馬が勝ったんだから、秋華賞でもそろそろ紫苑 S 馬が活躍してもいいんではないかな?と思ったりもしています。

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舞台は京都内回り 2000m 、役者はそろった

 今週は三歳牝馬路線最後の一冠「秋華賞」です。
 前哨戦ローズ S は完全に逃げ切ったと思われたシェルズレイを、たった一頭後続から一瞬で抜け出して捕えて見せたアドマイヤキッスの脚は鮮烈でした。対アドマイヤキッスということであれば、ローズ S 組はほぼ勝負付けは終わったように思います。
 とすると、ぶっつけで挑んでくる無傷の樫の女王カワカミプリンセス、紫苑 S 勝ちサンドリオン、全くの別路線からくるキストゥヘブンに加えて、レコードで 1000 万条件を勝ち上がってきたブルーメンブラッドと、たとえローズ S 組をばっさり切っても結構役者に不足はなさそうです。
 舞台も京都内回り 2000m 、先行有利かと思えば差し・追い込みも決まる波乱の舞台。考え応えがありです。
# ディープインパクトの年内引退が決定だそうです。一言、残念です。

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あの先には…

 一週間前、ディープインパクトが負けた。
 多少馬体が立派すぎるように見えたが、直前の追い切りでは、首をぐっと下げ、主戦の武 豊 騎手をもってして「少なくとも今年最高の出来」と言わしめた状態だった。

 それでもたった半馬身届かなかった。またしても半馬身…
 一度は先頭にたった。その時、勝利が手を伸ばせば届くところまできたと思った。またしても後ろから…

 一体、あの先には何があると言うのだろう…ディープインパクトは、ハーツクライは、この途方もなく分厚い壁の先にあるものを、いつか私達に見せてくれるのだろうか…それとも、彼らを超える力を持つ名馬の出現を待たなければならないのだろうか?

 できうることならば、今、世界と互角に戦える名馬を擁する二つの陣営にお願いしたい。もし塵ほどでも無念と思う気持ちがあるのなら、来年、もう一度、夢を見せてはもらえないだろうか?
 ディープインパクトが、ハーツクライが、あの先に行けなければ、おそらくこの先十年は、こんなすばらしい夢を見ることはできないだろうから。

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疾風怒濤

 一人のタクシードライバーが、たった 11 万円でこのサラブレットを手にしたとき、この結末を夢にも思っただろうか?

 ゲートが開いた瞬間、抜群のスタートを決めた前年王者サイレントウィットネスにテイクオーバーターゲットが食らいついた。スピードだけで追い付いたステキシンスケクンがこれに加わり、レースのペースをつくる展開。
 この直後に、日本の大将格シーイズトウショウ、オレハマッテルゼがつけ、馬群は固ったまま早いペースで進んでいく。
 ごった返す馬群の先頭はステキシンスケクンに譲って、二番手はテイクオーバーターゲット、サイレントウィットネスの巨漢馬二頭ががっちり構えて最終コーナーを回る。国際 GI を制覇した歴戦のスプリンター相手に、三歳で韋駄天をはる程度では、少々荷が重過ぎた。
 直線を向いて、堂々と先頭に躍り出たのは、テイクオーバーターゲット。これに外からサイレントウィットネス、内からラチ沿いの経済コースで足を溜めていたメイショウボーラーが襲いかかろうとする。が、それを意にも介さず、まっすぐにゴール板を目指して突き抜けてくる。500kg を超える巨躯から繰り出される末脚はまさに疾風怒濤。
 春のスプリント王オレハマッテルゼ、さらに外から夏のスプリント女王シーイズトウショウは外から襲いかかろうとするが足が伸ばせない。その後ろはほとんど論外。
 二着、三着争いで波乱となったが、グローバルスプリントチャレンジ王者となる資格を持つものにそんなことなど些事に過ぎなかった。。。

 国内古馬短距離路線組は手薄だと思っていましたし、テイクオーバーターゲットは強いとも思っていました。しかし、これほど差があろうとは。。。また国内組の実力差はまさかあんなに小さいとは。。。猫の目のように勝ち馬が変わったサマースプリントシリーズの内容から押してしかるべきでした。
 しかし、まぁ気持ちいいくらい強かったです。テイクオーバーターゲットは。こんな競馬がみられるのなら、ジャパンカップだけでなくどんどん世界から強い馬がやってきて欲しいものです。
 とにかくテイクオーバーターゲット、恐れ入りました。

 馬券ですか…もちろん外しましたよ。次がんばります (_ _;>

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'06 JRA GI RACE XII /第四十回 スプリンターズステークス

 名剣が失なわれ空いた戦力の穴は大きすぎると言われるえないでしょう。調教師の言葉を信じるなら「去年が 100 なら今年は 95 」というディフェンディングチャンピオン・サイレントウィットネスを止められる日本馬はいないように思います。
 またセントウル S で来日してから早い時計も出さずトップハンデを背負って二着に粘った豪州の怪物は、非常識と思えるほどのハードローテーションをこなしてきた馬ですから、今回は更に力を発揮できる体勢を整えているでしょう。ここを勝てばグローバルスプリントチャレンジの冠に手が届くのなら尚更です。
 対する日本馬は、セントウル S を勝ったシーイズトウショウ、春のスプリント王オレハマッテルゼが大将格ですが、前者は中山で良績がない上、 -10kg だった前走のダメージから回復しているか、後者は安田記念惨敗後の三カ月の休み明け。
 ということで本命テイクオーバーターゲット、対抗サイレントウィットネス、単穴オレハマッテルゼ、これらに加えて馬体重が前走より減っていないことを条件にシーイズトウショウに加えて、スプリント戦で一皮むけた感のあるチアフルスマイルまでを本線とします。
 押さえはレザーク。欧州馬は基本、カーブのあるコースはだめだと思っているのですが、元々スプリンターではなかった上に、内枠に入ってスタートで前に出られればラチを頼って走ることもできると思われるので、最後の直線まで好位置をキープできれば、テイクオーバーターゲットに勝っている実績を考えると圧勝されても不思議はありません。
 大穴はタマモホットプレイ。この馬は調教と実戦が直接リンクしない上に、いつ走るかわからない怖さがあります。スプリンターとして資質は認めており、今回は前に行く馬が多い上に、外目の枠順を引いているので展開さえ向けば一発があるかもしれません。
 最後にシーイズトウショウの馬体重減が認められた場合、レザークを本線に加えて押さえに、内枠を引いたことで避けた ビーナスライン か、 やはり 1200m 戦、しかも GI となると力量差があるのではないかと思えたシンボリエスケープのパドックでよく見える方を選んで入れ替えたいと思います。

 秋初戦、難解な一戦ですが、スカッと当てて、気持ちよく凱旋門賞を観戦したいものです。

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