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快挙の達成とはかくあるべき

 入厩してすぐすばらしい動きを見せる牝馬だという報告を受けたオーナーは言ったという。
「全部登録しておくように」
「桜花賞とオークスですね」
「五つ(桜花賞、オークス、皐月賞、ダービー、菊花賞)全部だ」

 2007 年の皐月賞はヴィクトリー、サンツェッペリンの逃げた二頭が残って大波乱。
 その皐月賞で、ゴール前驚異の鬼脚で前を行く二頭を捕まえに行ったフサイチホウオー。無敗の記録はここで途絶えたが「負けてなお強し」、その強烈なインパクトは 1 ヶ月経って日本ダービーの日を迎えても消えてはいなかった。単勝 1 倍台のダントツの一番人気。
 そのフサイチホウオーまでスタート前しきりに頭を上下して、発汗も激しかった。対して、皐月賞で惨敗を喫した毎日杯馬ナムラマースはパドックから抜群の気配を見せ、またその皐月賞で大波乱の立役者となったサンツェッペリンはパドックでは落ち着かない様子だったが、スタート前には落ち着いて集中力を高めているようであった。

 スタートは横一線、唯一皐月賞馬ヴィクトリーが出遅れ騒然となったが、第 1 コーナーですでに最後尾にとりつき、かかり気味に外からぐんぐんポジションをあげて、向正面に入る頃には四、五番手の好位に付けていた。
 先頭はここ二走、先手を取れずに見せ場のなかったアサクサキングスがハナを切り、1000m 通貨タイムが 1 分ちょうどくらいの完全な平均ペースで涼しげに馬群を引っ張る。直後にサンツェッペリン。一番人気フサイチホウオーは七、八番手の好位。しかし、折り合いに苦労している様子。
 そのフサイチホウオーを見る位置にタスカータソルテ、ウォッカ、ヒラボクロイヤル、ナムラマースと人気馬がごった返す。最後方のドリームジャーニー、フライングアップルまでの後方馬群はコンパクトにまとまっていた。淡々と先行するアサクサキングス先頭のまま最終コーナーまでにさらに馬群は詰まったが、先頭はそのまま。アサクサキングスが直線を向く。
 後方で先にヴィクトリーがスパートをかけ、それを追うようにフサイチホウオーが動く。先行集団にいたアドマイヤオーラは待ったのか、エンジンの掛かりが遅いのか、直線を向いたときにはフサイチホウオーと馬体をあわせていた。フサイチホウオーに鞭が入る。その外、アドマイヤオーラにも鞭が入る。内からヴィクトリーもホウオーに馬体をあわせようと外に膨らむ。
 皐月賞馬と皐月賞一番、二番人気の直接対決!?
 しかし、ホウオーが伸びない。ヴィクトリーも伸びない。エンジンのかかったアドマイヤオーラだけが徐々に抜け出してその差を広げていく。やっとエンジンのかかったアドマイヤオーラが伸び始める。
 しかし、残り 400m 、先頭を行くアサクサキングスに果敢に並びに行くサンツェッペリンと言う先頭争いに一気に差を詰めていったのは、そのアドマイヤオーラではなかった。
 ヴィクトリーがフサイチホウオーに馬体をあわせに外に向いたときに開いた進路から、撃ち出された弾丸のように伸びてきたのは、なんと 11 年ぶりに参戦した牝馬ウォッカ。
 主戦 四位 騎手は、戦前から「牝馬と思って乗らない」と公言していた。しかし、この切れ味は牝馬特有の切れ、ただし力感は四位 騎手の言うとおりだった。なぎ倒すような圧倒的な力感。府中の坂などなきがごとく、坂を上りながらアサクサキングスに挑んでいったサンツェッペリンが、坂を登り切る前に力尽きていくのを尻目に、並ぶまもなく馬場の真ん中堂々と一気に先頭に立つ。
 それは女王ではなく、まさに王者の力。

 64 年ぶりダービー馬を名乗ることを牝馬ウォッカ…並み居る 17 頭の牡馬を引き連れて、歴史的快挙の達成とはかくあるべき、あまりにも鮮やかで、あまりにも圧倒的で、あまりにも劇的であった。

 唖然、呆然です。
 強い牝馬とは思っていました。展開も向いたのも事実でしょう。牝馬で唯一後塵を拝した桜花賞馬ダイワスカーレットとの再戦を望む声もありましたし、私自身もオークスに行って欲しかったと思っていました。
 しかし、この結果を見せつけられたら、この馬がダービーを選択したこと、そしてこの馬が第 74 代日本ダービー馬を名乗ることに異論などありません。

「ダービーとはすべてのホースマンの夢」
 そしてファンがその夢を見れる舞台だと思います。今年の日本ダービー、一ファンとしてすばらしい夢を見せてもらいました。
 この馬なら、もしかしたらあのロンシャンでの屈辱を晴らしてくれるかも…気が早いと言われるでしょう。それでも関係者の方々に今からお願いしたい。
「もう一度、夢を見せてくれませんか?」

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JRA GI 2007 第九戦「東京優駿(日本ダービー)」

 結論から先に言うと、強いのはフサイチホウオーでしょう。
 ただ単勝 1 倍台を背負って 17 頭全部を敵に回してちぎれるほど、絶対的な存在ではないと思います。
 ではこれに真っ向勝負で勝てる馬はと言うと、素直に皐月賞馬ヴィクトリーでしょう。逃げる馬は必ずと言っていいほど距離不安をささやかれますが、皐月賞で底を見せたとはまだ思いません。
 単穴として選ぶのは、明らかに皐月賞でレースをしていない、そしてヴィクトリーを見るまで、昨年の二歳最強と信じていたナムラマースです。強烈な末脚のイメージがありますが、意外に自在性があり、皐月賞のように振り回されるレースではなく、中段あたりでじっとして直線にかけるレースをすれば、まとめて前二頭を交わせるのでないかと思っています。
 本線残り二頭は調教ビデオを見て危ないと直感的に感じたサンツェッペリンと、やはりダービーですので自分の夢をかけてタスカータソルテとします。

 ◎ フサイチホウオー
 ○ ヴィクトリー
 ▲ ナムラマース
 △ サンツェッペリン
 △ タスカータソルテ

 残り押さえと大穴でまだ悩んでいます。
 押さえは優先順位順で二歳女王ウォッカ、プリンシパル S 勝ちゴールデンダリア、青葉賞馬ヒラボクロイヤル、皐月賞四着馬アドマイヤオーラの中から一頭、パドックを決めます。
 大穴で狙うのは調教だけを見て抜群によく見えた二歳チャンプ ドリームジャーニー、どうも NHK マイルを叩き台にしたように思えるゴールドアグリ。これもパドックを見て決めたいと思います。

 明日は年に一度の祭りです。
 昨年は私が知る限り五指に入るすばらしいダービーでした。今年はいかなるレースを見せてくれるか?
 FEEL LIVE …期待しています。

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ホウオーは飛ぶか?

 展開が向かず 33 秒台の鬼脚を駆使しても、皐月の冠には届かなかったフサイチホウオー。
 今度は舞台を二戦全勝の東京に移して 2400m 。ザ・クラシック「ダービー」でフサイチホウオーは舞えるのか?
 相手は怪物皐月賞馬ヴィクトリー、曲者サンツェッペリン、ダービーにはめっぽう強い弥生賞馬アドマイヤオーラの皐月賞組から、青葉賞馬ヒラボクロイヤル、京都新聞杯馬でホウオーと同じジャングルポケット産駒のタスカータソルテ、そして二歳女王ウォッカと強敵揃い。楽な競馬はできそうにありません。

 上位が拮抗していると思われるので、想像もできない大波乱は期待しがたいと思いますが、人気がおそらくは割れる分、組み合わせの妙によっての波乱は十分にありそうです。
 個人的にもジャングルポケット産駒ワン・ツーは期待も込めておそらく買います。
 それ以外は…と言うと、せっかくのダービーウィークですから、そこはゆっくり楽しみながら考えさせてください (^o^)v-~~~

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一番人気という不幸

 スタンド前からのスタートにもかかわらず、腹の探り合いのような整然としたスタートを切り、押し出されるようにスマートストームが先頭に立った。それを追ってマイネルレーニア、カタマチボタン、いつもスタートの悪い一番人気ベッラレイアは五番手に付け、二番人気のザレマもこれをマークするように先行集団にポジショニングする。その後ろにローブデコルテ、ピンクカメオがラチ沿いを通って進んでいく。人気どころが前々に固まったこともあって、また例年のごとく平均ペース以上にペースも速くなることもないので、馬群は思ったほど縦長にならない。ゆっくりと最終コーナーを回る頃には、先頭から最後尾まで超接近戦の様相を呈していた。
 詰まった馬群が直線を向いて大きく横に広がる。先頭はまだ一馬身程度スマートストームが出て行ったがそれすぐに横一線になる。一番人気ベッラレイヤは坂の手前まで持ったまま、二番人気ザレマを見るようにして馬場の真ん中に出てきた。
 初めて鞭が入った。ぐいぐいと坂を上りながら先頭に立つ。残りは 400m 。
 突き離す勢いはない。それでも力ずくでぐいぐい坂を上り後続を引き離しにかかる。抜けるのが早すぎたということも、2000m 以上を走ってばてたという印象もない。間違いなく力感は失われていない。
 しかし、この馬にとって不幸だったのは、二歳女王も桜花賞馬も不在になったことで、完全に一番人気という「的」になってしまったことかもしれない…
 その後ろに控えて、目標にしていた馬がここぞとばかりに脚を伸ばしてくる。ローブデコルテ、その外ラブカーナ。明らかに脚色は先頭を行くベッラレイアより明らかにいい。しかし、残りは 100m を切っている。
 ゴールと後続が一緒になってベッラレイアに迫る…そしてゴール!
 ゴール前で並んだベッラレイアの秋山 騎手、ローブデコルテの福永 騎手ともに自身の勝利に確信は持てなかったようだった。
 沸き返るスタンドをよそに、二頭は淡々と第1コーナーまで流してからスタンドの方に戻って、馬上で「俺?」というように自分を指さしたのは福永 騎手だった。そしてこの時初めて、勝利の笑みが福永 騎手の顔に浮かんだ。

 ベッラレイアは強かった。
 勝てなかったのは一番人気という不幸と、除外続きで短期間に東京への輸送が続くローテーションを選択せざる得なかった最後の最後効いた運のなさとしか言いようがありません。もし一番人気でなかったら、もし除外を受けず桜花賞に参戦して直行できていれば…競馬にたら・ればは禁物とはわかっていますが、新馬戦から応援していた馬ですので非常に口惜しいです。
 おまけに馬券も口惜しい。
 オークスに距離適正、血統論は不要。決め手と折り合いと言っておきながらなんと言ってもローブデコルテを、そしてラブカーナを軽んじました。自己嫌悪… orz

 秋の淀では怪物と見込んだ私の目を桜花賞馬、二歳女王を相手に証明してもらいましょう。その前にまずこの連敗止めねば… orz

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JRA GI 2007 第八戦「優駿牝馬(オークス)」

 本命はベッラレイアでいいでしょう。
 この馬のレースは偶然、新馬戦から見ていますが、牡馬ならヴィクトリー、牝馬ならこの馬と思っていたほどの逸材。二歳チャンプ・ウォッカ、桜花賞馬・ダイワスカーレット不在なら敵はないと思います。ただし、追い込み一辺倒(やれば好位に付けることもできるとは思いますが…)というのは、超スローになる傾向のあるオークスではもっとも危険な脚質。過信は禁物。

 対抗は桜花賞最先着馬となったカタマチボタン
 ダンスインザダーク産駒と言うことで、資質的にも 2400m をこなせると思いますし、オークスは基本距離適正より決め手重視で行くことにしていますが、桜花賞で見せた決め手を 2000m 走ったあとに繰り出せれば、展開次第で逆転もあると見ます。

 単穴で NHK マイルカップ覇者ピンクカメオ
 二匹目のドジョウ狙いと言われても甘んじますが、調教を見ている限り調子落ちはなさそうですし、なんと言っても東京、中山コースでは無敗の超内弁慶、東京・中山で負けるまでは押さえておく必要があります。決め手に関しては前走を見ていれば言わずともがなです(鞍上が変わるのは引っかかりますが…)。
 次点で展開が向きそうで鞍上が怖いザレマ、たった三戦目で怪物ベッラレイアを追い詰めたミンティエアーまでを本線とします。

 押さえはローブデコルテ
 桜花賞での決め脚は対抗に押したカタマチボタンに勝ると劣らず、展開次第で三着はあったと思われる内容。問題はコジーン×シーキングザゴールドという配合で 2000m 超であの脚を繰り出せるかは非常に疑問です。

 大穴は桜花賞後、評価をがくっと落としているダンスインザダーク産駒レインダンス、2000m で二戦負けなしのトウカイオスカー、左回りで複勝圏を外したことのないハロースピードの中からパドックを見て選びたいと思っています。

◎ ベッラレイア
○ カタマチボタン
▲ ピンクカメオ
△ ザレマ
△ ミンティエアー
× ローブデコルテ

 吹き荒れる超万馬券の嵐…しかし、吹き止まない嵐はない。
 春の GI 残り四戦。自分を見失わないよう、嵐が去ったあとには確実当てる!

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ダイワスカーレット回避

 いっこうに収まらない春の嵐。今年の春の GI は荒れ放題です。
 うちの目標は「百万馬券に百円一点勝負!」ですから、NHK マイルカップのような百万馬券を超えるようなのは範疇外と言うこと(ヴィクトリアマイルは三連複 20 万超馬券でしたが…)で、冷静さを失わないよう嵐が去るのを待つばかり…
 しかし、オークスに限っては…と思っていたら、大本命ウォッカが早々とダービー参戦を表明。いやそれでも、桜花賞馬ダイワスカーレット、フローラステークス馬ベッラレイアで、あとは三着探しかと思っていたら…

「ダイワスカーレット、オークス回避」

 一転混戦模様です。
 ただでさえ毎年オークスは難しいというのに…「オークスよ、おまえもか!?」 orz

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勝利の凱歌

 実質無敗の女王カワカミプリンセス vs 現役牝馬賞金女王スイープトウショウの一騎打ち。ウォッズ上でもその様相は見て取れた。誰しも今年初レースとなるカワカミプリンセスがどのようなレースを見せるのか?スイープトウショウはこの広い東京コースでどんなすばらしい末脚を披露してくれるのか?そんな期待でレースのスタートを迎えたはずだった。
 見事なスタートを切ったアサヒライジングが堂々と先頭に立ち、ブルーメンブラッド、キストゥヘブン、デアリングハート、フサイチパンドラがそれを追い、中盤は少しポケットのように間隔が開いて、スイープトウショウ、それをマークするようにアドマイヤキッス、その後ろにスタートで立ち後れた女王カワカミプリンセス。
 同じマイルでも前週の三歳戦 NHK マイルとは違って、ペースは落ち着いている。出入りも少なくじっと勝負の時を待つように最終コーナーに向かう。先頭は少し後続を離してアサヒライジング。広い東京のコースの真ん中堂々と最後の直線に入る。後続はぐっと縮まった馬群一気に横に広がって、まるで大きな鳥が翼を広げたようだった。先頭のアサヒライジングは坂に向かって加速していく。前二走とは明らかに気迫が違う。坂に入ってもスピードは落ちないぐんぐん上っていく。
 後ろはこない。カワカミプリンセスは?スイープトウショウは?
 カワカミプリンセスは加速途中で前が壁になり、いったん引いて外に出す。まるでもがいているようだ。一方、スイープトウショウは外の馬場のいい位置を確保して前もあいているが伸びない。一番人気カワカミプリンセス、二番人気スイープトウショウが全く伸びない?
 いや前が止まらない。アサヒライジングはまだ先頭。もう坂を登り切る。全くスピードが落ちない。後ろにしがみついてきたデアリングハートも徐々にしか差を詰められない。その後ろはジョリーダンスが目立った脚を見せているが先頭まで遠すぎる。しかもゴールまであと 1F 。
 坂を登り切ったところで、内から鋭く伸びてきたのはコイウタ。道中も直線でも内でじっとして、坂を登り切ったところで内から一気に脚を伸ばした。アサヒライジングが捕まった。しかしまだ粘る。ゴールは迫る。そして並んだところでコイウタはさらに伸びた。
 半馬身、アサヒライジングを交わしたところがゴールだった。桜花賞 3 着。その将来を嘱望されながら、オークスでのトラブルで一線から遠ざかった馬は、その一年後、府中の広い芝の上で勝利の凱歌をこだまさせた。


o...rz
 うーん。先週のマイルカップよりは納得がいく結果ですが。。。うーん。
 コイウタはいいと思っていましたし、アサヒライジングは泣く泣く切ったんであれですが、一番人気、二番人気どっちか来いよ orz
 吹き止まぬ春の嵐。。。狙ってるところは悪くはないと思うので、この嵐がやんで追い風になるまで自分を見失わないように気をつけよう。。。来週こそは堅いんではないかと思いますし。。。

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JRA GI 2007 第七戦「ヴィクトリアマイル」

 第二回となる東京 1600m での牝馬 GI 戦「ヴィクトリアマイル」ですが、実質無敗のカワカミプリンセス vs 現役牝馬賞金女王スイープトウショウの一騎打ちと考えるのが、素直な見方です。両者ともマイルは適正距離だと思われ、ほぼ他の全馬と勝負付けが終わっている印象がありますが、カワカミプリンセスは去年のエリザベス女王杯以来半年ぶりのぶっつけで鞍上は初騎乗となる武 幸四郎 騎手になります。一方でスイープトウショウは、個人的にマイルはベストディスタンスと思っており、広い東京コースで末脚を十分に行かせるコース設定はこの馬に有利に思われますが、なぜか東京では買ったことがないという鬼門のコース。
 しかしまぁ牝馬限定戦ですから、東京で勝ったことはなくても、前走マイラーズカップを見所たっぷりで叩いての参戦になるスイープトウショウを本命にします。当然、対抗はカワカミプリンセスです。
 単穴で東京で意外に戦績がよく京都牝馬ステークスで圧勝劇を演じたディアデラノビアです。昨秋、放牧から復帰してから、香港での一戦以外は牝馬限定戦に限らず、複勝圏を外したことのない安定感、またおそらく前走 1400m 戦は本馬にとって忙しすぎた感があり、京都牝馬ステークスで見せたマイルでの抜群のパフォーマンスと 2000m を超える距離までこなせる距離適正はタフな東京マイル向きでしょう。

 今回は、上位二頭を中心に馬券戦略を組み立てようと思います。

◎ スイープトウショウ
○ カワカミプリンセス
▲ ディアデラノビア

として、

ジョリーズダンス
 阪神牝馬ステークスはお見事でした。マイル戦 2.3.1.1 、東京コース 2.1.0.1 と言う実績を見ても無視するわけにはいきません。鞍上も今年絶好調の安藤 勝己 騎手。押さえておくべきでしょう。
コイウタ
 マイラーズカップ組に注目が集まっているようですが、ダービー卿 CT でピカレスクコートを追い詰めた脚は注目に値すると思います。マイル以上に勝ち鞍がないのは気になりますが、東京コースとは相性が良いみたいですし、実際東京マイルの牝馬限定戦を勝った実績もあります。なぜ印が薄いのか謎。
× フサイチパンドラ
 なんか買っとかないと危ないような気がします (^^。。。

 残り一頭は、マイルは的距離で鞍上は怖い武 豊騎手を配するアドマイヤキッス、忘れた頃にやってくる鬼脚ビーナスライン、気で走る馬が一度スランプに陥ると復活するのは難しいと思いますがそれでも怖いアサヒライジング、二頭だしの場合は人気のない方と言うことでアグネスラズベリ、これも鞍上が怖いが東京で勝ちのないキストゥヘブンまでをパドックで決めたいと思います。

 今回こそは荒れないと思うんですけどねぇ。。。どうでしょう。そろそろ連敗も止めたいのでここらで確実に一発。。。

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真・女王対決!?

 現役賞金女王スイープトウショウ vs 現役最強女王カワカミプリンセスの女王対決。これが素直な見方でしょう。
 ただし、今年の荒れ模様の GI 戦線を鑑みると、東京で勝ち知らずのスイープトウショウと、昨年の女王杯以来ぶっつけとなるカワカミプリンセスの対決というのは、少々危ういにおいがしないでもありません。
 ただ地力差を考えると、多少の不利はあれども上位二頭と他馬には歴然たる開きがあり、勝負付けがすんでいると言われても致し方がありません。マイルという距離に関して言えば、個人的な意見ですが、カワカミプリンセスは適正距離の下限、スイープトウショウに関してはベストディスタンスだと思っていますので、つけいる隙も見あたりません。
 そうすると三着争いを真剣に考えた上で、上位二頭を加えて馬券戦略に当てはめるという方法で今回は予想を組み立てようかと思っています。

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三連単 9,739,870 円…獲れるかぁ!そんなもん!!

 雨が降りしきっている以外、波乱の予兆などなかった。大方の予想通りマイネルレーニアがハナを切り、勢いよく飛び出したオースミダイドウがそれを追う展開。引っかかって先頭を追うイクスキューズを尻目にアサクサキングス、ローレルゲレイロが二番手に控え、ハイペースになる NHK マイルカップのレース傾向からすれば、それほど早くないペースだった。最終コーナーを回って、先頭のマイネルレーニアをオースミダイドウが外から交わしにかかる。その後ろにアサクサキングスが構え、馬場の真ん中に回ったローレルゲレイロがまだ押さえたまんまで坂の上りにかかる。残り 400m 。

 ここからたったの 200m で、驚愕の逆転劇は始まった。
 マイネルレーニアを楽に交わしたように見えたオースミダイドウが伸びない。ぬれた坂に足を滑らしているかのようにスピードが全く乗ってこない。おかげで縮まった馬群は、一気に外に広がって、先頭集団は横一線。
 伸びないオースミダイドウと、粘りながらもポジションを落としていくマイネルレーニアの間を縫って、するすると伸びてきたのは、なんと武 豊 騎手騎乗のダノンムロー。まるで去年の再現 VTR を見ているかのような映像だった。豊マジック…また今年もか…しかし次の瞬間ダノンムローの行き脚が止まる。残り 100m 。
 その後ろについてきたシベリアンバードが、止まったダノンムローを外から交わす。波乱!?そう思った矢先、坂の終わりで先頭のシベリアンバードを捕まえたのは一番人気ローレルゲレイロ。粘るシベリアンバード半馬身交わす。
 波乱はここまでか?そう思ったのも一瞬。ローレルゲレイロが連れてきたのは、なんと最下位人気のムラマサノヨートー。信じられないような逆転劇が展開する。しかも、まだゴールは先。
 その後ろ、外から NZT 覇者トーホウレーサーが追いかけてくる。しかし、これはローレルゲレイロどころかムラマサノヨートーにも届かない。もうこの波乱は止まらない…そのさらに外、一頭信じられないような脚で飛んでくる。弾丸…そう見まごうばかりの勢いでゴール寸前、先頭のローレルゲレイロを交わしたのは、なんと 17 番人気のピンクカメオと地方の英雄 内田 博幸 騎手。
 泥だらけになりながら、鞭を持った右手がぐっと突き出されたその力強さに、夢を見ているような心地から一気に現実に突き戻された。

 三連単 9,739,870 円?…獲れるかぁ!そんなもん!! orz
 誰だ!案外荒れないような気がしてた奴は!! (T-T)

 もうこれだけかすりもしないとコメントもありません。レースの分析とか、そんなことが無意味に思えます。辛うじてピンクカメオは、現状輸送が全くだめの超内弁慶と言うことで何とか説明がつきますが、ムラマサノヨートーって… 18 頭立ての 18 番人気ですよ、あなた。。。

 落ち込みもしませんが、頭がぼっとしました。忘れましょう。とっとと。
 来週はヴィクトリアマイルです。これはさすがに荒れることはないとは思うんですが…

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JRA GI 2007 第六戦「 NHK マイルカップ」

 四連敗中ですが、前回の天皇賞(春)で少し光が見えました。
 狙いは明確にあくまで自分の目を信じて今回も行きます。

 本命はアサクサキングスです。
 対抗のローレルゲレイロと迷ったのですが、東京で、しかも 1800m 戦での勝ち鞍があるという実績で決めました。対抗のローレルゲレイロ共々、調教も抜群に見えましたので、この二頭が双方複勝圏を外すというのは少々考えづらいと思われます。
 蛇足になりますが、皐月賞組が NHK MC を勝てないという傾向は無視しています。たまたまでしょう。

 単穴はオースミダイドウです。
 無事に皐月賞に出走していれば、おそらく人気を集めて見所のあるレースをしただろうと思われる実力馬です。休み明けは気になりますが、調教を見る限りやはりただ者ではない動きを見せていますし、鉄砲でも問題なさそうですし、あっさり勝たれても不思議はないと思います。ただやはり叩いている馬との比較、またこの馬自身、ここで結果が出れば当然、ダービーに出走することを念頭に置いているものと思われ、そこが若干気になり評価を落としました。

 次点でマイネルシーガルトーホウレーサーを加えます。
 マイネルシーガルはやはり東京での実績、また距離適正的にスプリング S を見てもマイルがベストで、また距離がマイルなら自在性もありそうで、しかし、なぜか人気がないと非常においしい。
 トーホウレーサーはやはり NZT の勝ち馬ですし、まだ芝で 2 戦しかしていないことに加え、やはり 2 戦目のマイルで化けたことが気になります。調教でクビが高いこと、さほどタイムが出ていないことが気になりましたが、それでも NZT 勝ち馬には再三痛い目にあっているので一応いれときます。ただ、当日パンパンの良馬場だったら、落とすかもしれません。

 押さえは、ダイレクトキャッチイクスキューズマイネルレーニアで迷っていますが、パンパンの良馬場なら、ダイレクトキャッチを本線に加えて、押さえにトーホウレーサーとするかもしれません。あくまで当日の馬場状態、パドックを見て決めます。
 ただ大穴は決めています。ハイソサエティーです。3 戦 2 勝馬ですが、一回負けているのはダートで、まだ底が見えていないところが怖い。

 前日ウォッズで人気はかなり割れているようでしたが、正直、案外荒れないような気がしています。今世紀に入ってからこのレースまともに勝ったことはないので、当てにはならないとは思いますが f^^;>

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ローテーションをどう読むか?

 創設時の「マル外ダービー」の看板はどこへやら。近年は内国産馬が強く、去年は父内国産のロジックが戴冠、今年もほとんどの登録馬が内国産と、最近は「ダービー、オークスでは距離が長い三歳マイル王決定戦」と言う雰囲気があります。
 ぶっつけで挑むオースミダイドウに注目が集まっているようですが、良い結果が出れば、このあとのダービーも視野に入れていると思われ、ぶっつけ云々よりこちらの方が足をすくわれる原因にならないかと思ってしまいます。
 ローテーション的に間隔を開けて、トライアルを使わずに皐月賞に挑んだローレルゲレイロ(アーリントン C ~皐月賞)、アサクサキングス(きさらぎ賞~皐月賞)は、ひょっとすると皐月賞をたたいて、ここを狙っていたような気がしないでもありません。 NHK マイルカップでは皐月賞からの転戦組はまだ勝っていませんが、これまで先をこのレースに絞って皐月賞を使った例はあまりないように思います。
 しかしなんだかんだ言って、完全に抜けた本命はいそうにないので、結局はニュージーランド T 組が強かったと言うオチになることも十分予想されます。

 はてさて…個人的に今年こそ皐月賞組が強いように思うのですけど…

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距離の壁

 スタート前にトウカイトリックに一騒動はあったが、淀の 3200m 先にあるゴールを目指す戦いは整然と始まった。ハナを切ったのは、戦前の宣言通りユメノシルシ。それをマイソールサウンド、マツリダゴッホが追い、その後ろに人気の一角を担うデルタブルースが構え、その他エリモエクスパイア、トウショウナイト、そして昨年の二冠馬メイショウサムソンはちょうど中段、ラチに沿ってがっちり折り合って進む。鞍上と話し合っているように、落ち着いて進んでいく。アイポッパーは後方に、最後方は日経賞を勝ったネヴァブション。
 一週目の坂はやや長めの隊列でゆっくり下り、メインスタンド前でも整然と進んでいく。先頭のユメノシルシから最後方のネヴァブションまで、出入りもなく二週目に入る。
 そして、二度目の坂、3コーナーを迎えて示し合わせたように馬群が一気に縮む。
 最終コーナー先頭に並んでいったトウショウナイトに外からメイショウサムソンが早くも先頭を伺う。残りの直線まだたっぷり 2F は残っていようところで、メイショウサムソン先頭。しかし、後方の馬群は一団で、その差はわずかだった。
 抜け出すタイミングが早すぎる。
 内から抜け出しに手間取ったトウカイトリック、外からこちらも折り合いに専念していたエリモエクスパイヤが一気に後方集団から抜け、一気にメイショウサムソンに迫る。さらに外からは大外を回ることになったアイポッパーが、安藤 勝己 騎手の必死の檄に応えるようにぐんぐん加速してくる。
 残り 1F 。内のトウカイトリックには完全に捕まった。外のエリモエクスパイアにも追いすがられ、しかも脚色は誰の目にもエリモエクスパイアの方が上。
 サムソンはやはり力尽きた。ここが距離の限界。そう思った。
 鞍上 石橋 守 騎手はもう前など見ていない。一心不乱に鞭を飛ばす。その姿は、ともに戦っているサムソンとも戦っているようであり、あらん限りの声を振り絞って叱咤を飛ばしているようにも見えた。
 ここから目を疑うような逆転劇が展開される。
 半馬身前に出たはずのエリモエクスパイアが引き離せない。これがメイショウサムソンの真骨頂。距離の壁など精神の力で超えていく。そして…
 ハナ。たったそれだけ。たったそれだけメイショウサムソンが前に出たところがゴールだった。

「こんな馬に勝てるはずがない」
 昨年のダービーの時そう思えた強いメイショウサムソンが帰ってきました。
 サムソンが春の天皇賞を勝っても、3000m 以上の距離は長すぎるというのは間違いなかったと思っています。それを精神力で乗り切ってしまった。。。メイショウサムソンにとって、古馬王道路線で距離適正的に鬼門だと思っていた春の天皇賞を勝ったこの馬に今年勝てる馬は現れるのでしょうか?この調子でいくと、テイエムオペラオー以来、年間無敗という記録を打ち立てるかもしれません。

 馬券は例のごとく穴を見誤って獲り逃しましたが、人馬が精神力で壁を越えていく。。。すごいものを見せてもらいました。
 石橋 騎手はレース後のインタビューでしきりに「(サムソンに)ありがとうと言いたい」と言っていましたが、鞍上にももちろんメイショウサムソンにも「ありがとう」と言いたい。ほんとにすばらしいレースでした。今は次に備えてゆっくり休んでください。
 次は夏の日差しを待つ仁川で、また。。。

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