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JRA GI 2007 第十五戦「天皇賞(秋)」

 三強対決のように言われてますが、そのうち二頭が休み明け、この上、土曜日東京は雨で馬場は重から不良へ変わるほど状態が悪化し、うちはぼろぼろ。しかも明日の天候も「曇り一時雨」と回復が見込めず、しかも回復するにしてもどこまで回復するかも微妙。。。ますます難しくなっていく天皇賞(秋)。
 ここは少々腹を括る必要があると見ます。明日は回復しても稍重まで、高速決着できる馬場まで回復できないことを前提とします。

 本命はポップロックです。
 まずはここまでで秋一走以上していることが大前提です。その選択肢の中で、例年通りの内絶対有利の馬場状態ではなくなっているので、外枠でもさほど不利はないと思われ、その上、2000m で若干距離が短い感のある本馬にとって、時計がかかりしかも消耗戦になるなら願ったりかなったり。鞍上もフランスの名手ペリエ。一番、盲点がないというかなくなったように思えます。
 対抗はダイワメジャーです。
 本当は本命にするつもりでしたが、馬場状態が悪くなりそうなことがあって評価を落としました。とにかく雨に弱いというイメージがあるので、想像以上に馬場状態が回復した際の押さえです。逆に毎日王冠で負けたと言うことは気にしていません。超ハイペースの前崩れの展開、59kg 背負って秋の初戦としては十分に価値のあるレースだったと思います。それより雨ですこの馬の場合は…
 穴はブライトトゥモローです。
 ダイワメジャーと同じく毎日王冠出走組で、そのダイワから 0.1 秒差、しかも同じく前総崩れの中、踏ん張った組。しかもこれが秋三走目で、2000m は二戦一勝二着一回、東京も三戦一勝二着一回とぎりぎり守備範囲。人気なさ過ぎ。しかも馬場状態も多少悪くてもあまり関係ないタイプ。ねらい目 (^^)
 さて残り二頭は休み明け初戦組からメイショウサムソンアドマイヤムーンを押さえます。どちらもさほど道悪を苦にするタイプではないですから、さほどの消耗戦にならなければ、休み明けでも地力の差で押し切ってしまう可能性もあるでしょう。

 さて押さえですが、シャドウゲイトで行きます。
 とにかく重馬場の中山金杯の逃げ切り圧勝が強烈にイメージに残っている上、おまけにこの馬、使い減りするイメージがあるので、フレッシュな状態の方がかえっていいように思います。今年は鞍上の田中 勝春 騎手も何かうまく回ってるような気がしますし…
 大穴はコスモバルクを考えています(エイシンデピュティで迷ってますが…)。
 雨に強く、かつ 2000m はこの馬にとってベストディスタンスというイメージがあります。この上、前々での消耗戦になれば…ひょっとすると…あるかも…ってコスモバルクが個人的に好きなだけかもしれません (^^)

◎ ポップロック
○ ダイワメジャー
▲ ブライトトゥモロー
△ メイショウサムソン
△ アドマイヤムーン
× シャドウゲイト
× コスモバルク

 あれ…当てに行ってるつもりなんだけどなぁ…こう並べるとすごい大胆な予想になっている…おかしいなぁ?
 今日、パドック見て考え直すかも (^^;>

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連覇か?連勝か?それともリベンジか?

 さてエリザベス女王杯で牝馬二冠ダイワスカーレット VS ダービー牝馬 ウォッカの再戦が決まったところで、これで今週の天皇賞(秋)に集中できるというもの。
 三強対決と評しながら、夏のグランプリを制したアドマイヤムーンの前評判が高いようです。逆に前走毎日王冠で格下相手に三着に敗れたダイワメジャーの評価が低いように聞こえてきます。
 超ハイペースで 59kg のトップハンデを背負って、休み明け初戦、先行集団が総崩れの展開でレコード決着で三着。そして本番、去年と同じローテーションで天皇賞(秋)が二走目、私には去年より弱くなっているとはとても思えなかったのですが…対して、アドマイヤムーン、さらにメイショウサムソンも休み明け。ここまでの秋の GI 、実力馬がインフルエンザの影響でローテーションが崩れ、ぶっつけで挑んで人気を背負って落ちていくレースを二回(スプリンターズ、秋華賞)も見せられると、さすがに学習しました (^^)
 しかし、問題は上位三頭ではなくて、その他なんだよなぁ。。。中波乱くらいは十分に期待できそうなので。。。当てたいなぁ。。。がっちり。しっかり。きっちり。。。。

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強き者の血

 ダービー馬不在、四戦無敗若き大器ロックドゥカンブが一番人気を背負い、それに対して神戸新聞杯で激闘を演じた二歳チャンプ ドリームジャーニー、皐月賞馬ヴィクトリー、そしてダービー二着アサクサキングスが追うと言う構図にウォッズ上はなっていった。
 レースは淀の長距離には抜群の実績を持ち、菊花賞四年連続二着の横山 典弘 騎手が手綱を握るホクトスルタンが先導し、それを壁にヴィクトリーが追いかけ、その後ろにくせ者サンツェッペリンが追いかける展開。
 この先頭集団と間をおいた後続との空間にアサクサキングスがポジションをとった。その後ろで大きな馬群ができ、そこにアルナスライン、フサイチホウオー、ロックドゥカンブ、そして少し離れた最後方にドリームジャーニーとかなり馬群は長くなる。
 ペースは当然のごとく遅くなり、ホクトスルタンの後ろについたヴィクトリーはまったく折り合えていない。そんなヴィクトリーでもポジションを変えずにレースは進み、レースが動いたのは二週目、3コーナーの坂の頂上の手前、最後方にいたドリームジャーニーが外から上がっていったことをきっかけに長かった馬群がみるみる縮んでいく、ヴィクトリー、サンツェッペリンにアサクサキングスが外から並んでいき、ホクトスルタンをとらえにかかる。しかし、人気馬の中でロックドゥカンブだけは内に閉じこめられ、ポジションを上げていけない。
 最終コーナーで一団となろうとする馬群の先頭で、すでにヴィクトリー、サンツェッペリンはすでに手応えが悪い。ポジションを下げてきた二頭が蓋になって、一団となった馬群はまさに団子状態。その外からアサクサキングスはホクトスルタンを目指すが、先頭で内を回ったホクトスルタンはするすると後続との差を広げていく。

 アサクサキングスが追う。しかし、ホクトスルタンはそうは簡単に捕まらない。内々の経済コースを通れたと言うこともあろうが、それでもそれだけではない。「メジロマックイーン産駒」、これこそ血の力か?まだまだスタミナは切れない、従ってスピードも落ちない。
 アサクサキングスが追う。外に内によれながら鞍上 四位 騎手の檄も飛ぶ。後ろからは天才ダービー馬アドマイヤベガの血を継ぐアルナスラインも脚を伸ばしてくる。内からは海外では中長距離血統として名の知れたレッドランサム産駒ロックドゥカンブ、 2400m 以上走ったこの期に及んで、団子状態の馬群の中を縫うように伸びてくる。さらに大外最後方からはいぶしステイヤー・ステイゴールド譲りの末脚でドリームジャーニーが追いかけてくる。
 すでにわずか数頭しか経験したことのない 2600m と言う距離もすでに超えた。ここからは全馬未踏の距離。その距離に踏み行っても、 2000m 以上で勝ち星のないアサクサキングスは追う。そして…
 伸びた。必死になってゴールを目指すアサクサキングスの中で何かが目覚めたようにまっすぐに伸びた。
「サラブレッドは血で走る」
 確かにそうかもしれない。しかし、血の力で強くなるのではない。強き者が血の力を目覚めさせるのだ。
 並びかけてきたアルナスラインの猛追を最後まで押さえきった今年の「一番強い馬」の名は、逃亡者イングランディーレを送り出したホワイトマズルの仔アサクサキングスだった。

 うまくは言えませんが、久々に菊花賞らしい菊花賞を見せてもらった気がします。
 やはり…と言ってもヴィクトリーを本命にして説得力がないですが、神戸新聞杯で一番強い競馬をしたと思っていたアサクサキングスが、ダービー二着の雪辱をはらしとうとうクラシック最後の冠を奪取しました。
 最後の直線、力尽きていく者をふるい落としながら、それでも並んでくる者と競り合いながら力の限りゴールを目指す…マジックのような逃走劇も、居合い切りのような差し切りも、一気の鬼脚でのごぼう抜きも魅力ですが、こういう力の限りの総力戦というレースもまた競馬。三冠最後の淀 3000m にふさわしい良き競馬でした。

 そして何より、本線での的中というのが一番良かった (^O^)
 あぁ今年はフェブラリーステークス以来の快勝(本命が落ちたのはこの際目を瞑る (^^;> )。もう少しで馬券の当て方忘れるところでした。危ないところでした (^^;;;;;>

 さぁ次も順当には収まりそうにない(と勝手に思っている)天皇賞(秋)。年間勝ち越しの目標、あきらめるには早すぎる。次も獲る!。。。と言ってみる (^^;>

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JRA GI 2007 第十四戦「菊花賞」

 新馬戦とはいえ 2000m 戦で、スプリント戦のようにスピードに任せて飛び出し、「このまま持つはずがない」と思ってみていた評判の良血馬は、そのまま後続に影すら踏ませず逃げ切って見せた。その時からこの馬は化け物と信じています。折り合えるか否か?それだけが勝負です。本命はヴィクトリー
 本命不在なら、もう信じるのは自分の目だけです。
 神戸新聞杯、一番強い競馬をしたのは間違いなくアサクサキングスです。それを承知の上で、アサクサキングスに追いすがれずに沈んでいくかと思ったその時、外から来たドリームジャーニーに並ばれて再び伸ばした脚をみて、やはりこの馬は「怪物」だと再認識しました。
 何といっても四着以下に敗れたのは出遅れたダービーだけ。折り合いに難があるのは百も承知の上、裏を返すと弱点はそこだけです。

 当然、対抗はその神戸新聞杯で一番強い競馬をしたアサクサキングスです。
 急仕上げで神戸新聞杯を二着にまとめたこと以上に、逃げずに先行集団で控えた競馬をしたことを評価します。流れに左右されずに競馬ができるなら、春の天皇賞馬イングランディーレを出したホワイトマズル産駒。距離も望むところでしょう。

 穴は別路線、七か月ぶりのレースで、古馬相手の京都大賞典を選択し、ディープインパクトのダービー二着インティライミ、そのディープの引退レース有馬記念二着のポップロックという古馬王道路線の主役相手に一歩も引かないレースで三着のアルナスライン 。中一週のローテーションは気になりますが、馬格のある馬ですし、前走はまだ絞れる余裕があったように思います。何といっても 2200m を超えるレースで確実に伸ばしてくる脚が魅力。鞍上も一発がある和田 騎手。怖さは十分でしょう。

 残り二頭は抑えにかかります。
 末脚一発と鞍上に平成の盾男 武 豊 騎手を擁するドリームジャーニー、長距離の混戦において 2kg の斥量差をもらえる四戦四勝無敗のロックドゥカンブ。ここまでが本線です。

 抑えはオールカマーで三味線を弾いていたように思う買っておかないと超怖いサンツェッペリン
 どう考えても、インフルエンザ騒ぎでローテーションが崩れ、それでも叩き良化型である以上は一戦挟みたい、それでいて急仕上げのダメージが残らないように輸送を避けて、かつローテーション的に無理のないという理由で、オールカマーを選択しているように思います。絶対無視してはいけない馬であるということは、皐月賞、ダービーで十分に思い知ってます。

 最後に大穴でデュオトーン
「二頭出し厩舎(池江寿厩舎)は人気薄を狙う」のは基本中の基本。今年、GI 戦線でなりを潜めてるかのような鞍上 藤田 騎手がそろそろ怖いですし、何といっても 2400m 以上のレースでは三戦二勝、うち負けた一戦は重馬場ですから、雨の心配のない明日の菊花賞で大穴を狙うならこの馬以外にないでしょう。

 以上、フサイチホウオーやローズプレステージが引っ掛かりますが言ってるときりがないのでここまで。

◎ ヴィクトリー
○ アサクサキングス
▲ アルナスライン
△ ドリームジャーニー
△ ロックドゥカンブ
× サンツェッペリン
× デュオトーン

 そろそろ大きく当てておかないと今年の収支、本気でやばい(競馬始めて以来の大惨敗 (-_-;;;;; …)。
 ここ三戦が勝負。当てにいく!

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本命不在…って言っていいよね?

 史上最強のメンバーが集まった秋華賞が終わって一転、牡馬クラシック最終戦「菊花賞」は本命不在?だと思っているんですが…

 まずセントライト記念を制し四戦無敗のロックドゥカンブですが、距離適正云々よりやはり一線級との対戦がないので力関係が不明、唯一のクラシックホース・ヴィクトリーはあの性格が、神戸新聞杯を制した二歳チャンプ・ドリームジャーニーはあの走法で果たして 3000m はもつのか…とか考えると横綱相撲をとろうとして二着に破れたアサクサキングスに注目したくもなりますが、自分で言っててパンチがないような気がするし…

 と言うことで、本命不在ってことでいいですか?
 秋二連敗というのに、困ったもんです (_ _;>

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規格外

 今年の日本ダービー馬を含む全 4 頭の GI 馬、その五つのタイトルの名にかけて、たとえ史上最強と言われたメンバーを相手にしても半歩でも引き下がれるものではない。
 一番人気は 64 年ぶりのダービー牝馬、二歳チャンピオン ウォッカ、二番人気は桜花賞馬、GI 四勝のダイワメジャーの妹と言う良血ダイワスカーレット。この GI 馬二頭を追うのは、鞍上に名手 武 豊 騎手を迎え、春、ツキに見放されハードローテンションを前に力尽きた無冠の怪物ベッラレイヤ。それ以下はウォッズ的には突き放されたとは言え、オークス馬ローブデコルテ、三歳マイルチャンピオン ピンクカメオなど、そうそうたるメンバーが勝機をうかがっていた。
 みな時代が違えば名牝として名を馳せたかもしれない。しかし、この規格外の秋華賞を制すれば、希代の名牝として名を残すことができる。果たして、この時代に生まれたことは幸か不幸か?答えはたった 120 秒先にあった。

 スタート直後、真ん中より外枠に入った人気上位三頭内、迷わず前に飛び出てきたのは、桜花賞馬ダイワスカーレット。内から出てきたヒシアスペン、ザレマとの先行争いに加わっていく。最初にザレマが譲って三番手を確保して、譲らないヒシアスペンを見て一度ゆるめ、たずなをがっちり引いてダイワスカーレットが折り合って二番手。
 この時点で馬群は長くなる。直線に坂がなく、最終コーナーでごちゃつく可能性の高い先行馬有利の京都の 2000m 、ましてや馬場状態は良く、桜花賞馬ダイワスカーレットはそんなに簡単に力尽きる馬ではない。それでも、ウォッカが中段より後ろに構えている上、さらに後ろに武 豊 騎手擁するベッラレイヤも控える展開になったために単純に前を追いかけていけるものではない。
「前門の虎後門の狼」とはまさにこのこと。桜花賞馬とダービー馬に挟まれた大多数の馬はうかつにポジションを変更できない。馬群が硬直したようにバックストレッチを進み、その間にやや長さは縮んだが、二番手でがっちり折り合うダイワスカーレットを目標に、ラブカーナ、レインダンス、ローブデコルテ、まだ後ろから数えた方が早いところにウォッカ、後方二番手にベッラレイヤという隊列のままコーナーにかかっていく。
 ここで初めてウォッカが動く。じっくりとコースを選びながら外目を回って先頭集団を目指す。しかし、ベッラレイヤは動かない。先頭を引っ張っていたヒシアスペンが最終コーナーにさしかかったとき、ダイワスカーレットが動いた。持ったままで、先頭に並び、直線を向いたときにはすでに先頭。突き放して、ラチ側によっていく。最内でもうゴールまでは一直線。鞍上 安藤 騎手も追う姿勢に入った。もう迷うことはなにもない。
 先頭に立ったダイワスカーレットに飛びかかる勢いで、追撃の先頭に立ったのはローズ S 三着のレインダンス。その外からウォッカも加速する。ベッラレイヤは…内に詰まった馬群につっこむことを避け外を回ったことで、直線を向いたときには最後方。勝負はあった?
 逃げるダイワスカーレットに、外からレインダンスさらにウォッカ。差は一瞬にして縮む…縮んだように見えたが違った。「一瞬にして縮んだ」のではなく「一瞬縮んだ」だけだった。
 ダイワスカーレットが加速する。ゴールまであと 200m しかないところでまだ伸びた。
 絶好の位置からスパートをかけたはずのレインダンスが、ウォッカが届かない。それどころか引き離される。後続からラブカーナが馬群から抜け出てきて、大外から現実離れした豪脚でベッラレイヤも追い込んでくる。それでもレインダンスやウォッカにも追いすがれないにもかかわらず、ダイワスカーレットはその二頭を突き放す。史上最強と言われた三歳牝馬、その最強メンバーが集まったはずの秋華賞で、あり得ないが光景がゴール前で展開される。

 ダイワスカーレット圧勝!
 二番手で折り合い早め先頭、後続が飛びかかってきたところでスパート、上がり 3F 33.9 秒、走破タイム 1 分59 秒 1 。最強世代相手に二冠達成!!

 いや何というか規格外とも言いたい強さです。ダイワスカーレットお見事でした。つけいる隙もないとはまさにこのこと。マイルから 2000m までなら現時点で世代最強は間違いないでしょう。
 しかし、レインダンス。ああ、ベッラレイヤ。。。orz
 五頭に絞って、そのうち四頭が掲示板に載って、馬券が当たらんってどういうこと。。。ショックでかすぎ (T-T)



 ま、まぁ過ぎたことは忘れましょう。
 まずダイワスカーレット。当然、次は牝馬変則三冠、現役牝馬最強ですよね?>大城オーナー
 さてウォッカ。やはり一度は叩いておくべきでした。それ以外に理由は考えられません。ダイワスカーレットはともかく、無冠のレインダンスまでに完璧に押さえ込まれて、次走が JC ってことはないですよね。二回も貸しを作った相手にこのまま背を向けるわけにもいかんでしょう。ね?>谷水オーナー
 このまま無冠ではいれませんよね>レインダンス、ベッラレイヤ、ラブカーナの各陣営の皆さん
 エリザベス女王杯が最強決定の第二戦となることをひじょーに楽しみにしてます。
# そのときは当てる。。。と言ってみる (^^;>

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JRA GI 2007 第十三戦「秋華賞」

 ローズステークスを参考に冷静になって考えると、やはりもっとも穴の少ないのはダイワスカーレットのように思います。
 少なくともローズ S 組に対してはその力量差を示せたと思いますし、個人的な不安点であったアグネスタキオン産駒にありがちな完成度の高い超早熟タイプ(基本タキオン産駒は梅雨にはいるまでだと思っています)でもなさそうです。明日の雨も期待できそうになく、また今日のレースを見ている限り京都の馬場状態は良く前が比較的止まりにくい展開になっているのも、この馬にとっては有利。前へ行って 33 秒台の脚を繰り出すこの馬に隙は見つけられません。
 対抗はローズ S 二着のベッラレイヤで行きます。
 前回は初騎乗の武 豊 騎手が何かをはかっているように思えて仕方がありません。また 200m 距離が伸びるのもプラス材料で、上がりの脚だけならこの馬なら展開次第でダイワを上回ることも可能かもしれません。
 またなんと言ってもウォッズ上位三頭でもっとも内枠に入り、それでも全体で見ると真ん中より外。おまけに騎乗停止となっていた武 豊騎手が、先週三日開催だったために秋華賞当日に復帰してくるなど、どう考えても春になかった「運」がこの馬に回ってきているような気がします。
 穴というか、押さえでしょう。ウォッカです。
 秋、一走でもしていれば、おそらくはそんな大敗するはずもないでしょうから、まず間違いなく本命候補です。ただ 64 年ぶりのダービー牝馬とは言えど、ダイワスカーレット、ベッラレイヤと絶対的な力量差はないと思っています(実際ダイワスカーレットには桜花賞で完敗していますし…)。問題は久々で折り合いがつけられるか?これだけが焦点かと思います。

 正直、あまり荒れる要素はないと思っており、それでも上位三頭で決まるか?と言われれば、それは可能性的には低いのではないかと思っています。ではもう二頭の GI ホースで…と言いたいところですが、ローブデコルテは外します。理由は秋初戦であること、上位組では比較的距離適正が短いと思われ、その上枠は大外。勝ち目が見えませんし、ウォッズもそれなりにかぶってくれると思われるので、リスクの割にはリターンが低すぎます。
 上位三頭よりも内の馬を二頭選ぶとなると、やはりピンクカメオでしょう。
 ローズ S の 3 着以下はダイワスカーレット、ベッラレイヤ相手に完全に力でねじ伏せられていると言って良いですが、ローズ S が先行有利な展開になったことも否定はできず、それでも末目立つレースができたことも収穫。そしてなんと言っても、輸送すると全くだめだった馬が、トライアルでそれなりに見所を作ったところが何よりも大きい。今回も馬体重に大きな変動がなければ、オークス同様内でじっとして末脚一発。穴ならこの馬でしょう。
 もう一頭はラブカーナ
 オークスも三着。前走、紫苑ステークスでゴール前あれだけ団子状態で前が壁になりながら、こじ開けて上がってくる脚と根性は他馬とは次元が違ったように思います。押さえておくべきでしょう。
 これ以上手を広げると、もう勝って損の確率の方が高くなるので、ここまで。

◎ ダイワスカーレット
○ ベッラレイヤ
▲ ウォッカ
△ ピンクカメオ
× ラブカーナ

 次とその次は難しそうなので、ここは押さえておく!と言うことで、いざ、勝負!!

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最強世代 THE VS

 ダービー馬、桜花賞馬、オークス馬、NHK マイルカップ馬と 4 頭 GI がそろう秋華賞。おそらくこんなことはもう二度とないかもしれません。しかも、今年の三歳は夏以降、古馬戦線でも勝ちまくり、しかも牝馬がクラシック最高峰を制してしまったまさに最強世代牝馬による最強決定戦。
 これに挑むのは 17 対 1 の様相を呈したオークスでハナ差二着に泣いた無冠の女王ベッラレイヤ。
 正直、この五頭に勝負は絞られるのではないかと思っています。
 しかし、ダービー馬 ウォッカ、オークス馬 ローブデコルテは休み明けぶっつけと大きな減点材料を背負っていますから過信は禁物、得てしてこういうときほど信じられないほどの大波乱が起こりえる可能性もありますから、気を引き締めて、馬券戦略は発走直前まで悩み抜きたいと思います。
 そして、ゲートが開いたあとは…最強世代の最終決戦を堪能したいと思います。ほんとに週末が楽しみです。

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迷わない強さ

 桜花賞では三強と謳われながら 7 着と惨敗し、それでも三歳であれば NHK マイルカップという選択肢もあったはずである。しかし、陣営は迷わずに放牧に出すことを選択した。秋のスプリンターズステークスを目標に…

 前日から降り始めた雨のために、快速自慢同士の電撃戦の舞台としてはふさわしくない、じゅくじゅくの不良馬場。
 今年も女王となったサマースプリントシリーズチャンピオン サンアディユが一番人気。対して二番人気は、休み明けだが春のスプリント王、鞍上に絶好調 武 豊 騎手を配したスズカフェニックス。しかし、春はスプリント GI 初挑戦の馬が一、二着独占、勝ち馬が猫の目のように変わったサマースプリントシリーズ、今年のスプリント戦線を考えると、絶対的な実力差はないと思っていい。おまけに雨。何をヒントにこの混戦を紐解いていいか、誰にもわからない。ただゲートが開いて 70 秒先には答えがある。それだけがわかっていた。
 しつこく降りしきる雨の中、それでも 70 秒先の答えを目指せとゲートが開く。
 抜群のスタートを切って飛び出したのはローエングリン。しかし、それも一瞬で、三歳牝馬アストンマーチャンが迷わずにハナに立つ。あっという間に四馬身ほど先行して、その後ろに一番人気サンアディユ、オレハマッテルゼ、アイルラヴァゲイン、エムオーウィナーが追いかける展開。うちでじっくり構えて追走するアイルラヴァゲインに対して、エムオーウィナーは外から仕掛けても絡んでいけないくらい、アストンマーチャンは不良馬場を考慮するとかなり速いペースでラップを刻む。その先行集団を見るように古豪プリサイスマシン、中段より後ろには二番人気、武 豊 騎手のスズカフェニックス、最後方からアグネスラズベリ、メイショウボーラが追走する。
 先頭を行くアストンマーチャンの鞍上 中舘 騎手は一度先頭出てしまうとその後はじっと体を小さくして、馬に負担をかけまいと内々の、それでも少しでも馬場のよいところを選んで進んでいく。ぐんぐん加速していくわけではない。かといって手応えが悪くなっていくわけではない。ただ淡々とコースを回っていく。後方との差も縮まってもいかない、広がってもいかない…
 最終コーナーでもそのままアストンマーチャンが後方を四馬身ほど離して先頭、しかし後方はここで大きく動く。最終コーナー手前でずるずると下がっていくオレハマッテルゼ、エムオーウィナーを尻目に、一番内にいたアイルラヴァゲインがアストンマーチャンとの差を詰めようとスパートする。サマースプリントチャンピオン サンアディユは最終コーナーをやや外目を回らされて、やや下がったがそれでもおっつけ食らいついてくる。その後方は内からプリサイスマシン、後方から一気にスズカフェニックスがまくるように上がってくる。
 しかし、ごちゃつきながらそれでももたもたと伸びてこない後方を尻目にアストンマーチャンのスピードは落ちない。ぐちゃぐちゃの不良馬場も、その馬場状態で前半刻んだハイラップもこの馬には関係ないのか?まるでレールの上を走っているようにぐんぐんゴールに近づいてくる。
「未勝利のつもりで乗ってこい。ひょっとすると道悪の天才かもしれないぞ」
 戦前、中舘 騎手に石坂 師がそう言ったそうである。まさかその言葉を鵜呑みにしたわけでもあるまい。しかし、鞍上も、そしてアストンマーチャンも 70 秒弱ではあるが、一寸の迷いもなかったように見えた。
 不良の馬場でも止められない。中山の坂でも最後にほんの少しスピードを落とせただけだった。それだけではどうにもならない差だった。ゴール板の前をらち沿いに通過しながら、スタンド方向から「 ASTON MACHAN 」とゼッケンに染め抜かれた文字ははっきり読めた。

 完勝でしょう。あの不良馬場の中、あのラップを刻んで最後 13.2 と脚が上がったと言っても、直線半ばで完勝を予見できたほどでした。まるでカルストンライトオが勝った時のプレイバックを見ているようでした。
 気が早い気がしますが、さらに直線が短くなって、坂もない中京でこの馬を止められるのでしょうか?今からすでに楽しみです。

 で、馬券の方は…カルストンライトオの時は獲れたんですがね。そのときは万券だったなぁ…おいしかったなぁ (^-^;>
 ま、秋初戦ですから…一着、二着は本線と考えてた馬ですから…決して調子は悪くない…そう言って春も沈んだような気がする orz

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