ブエナビスタの年
馬体重 454kg 、牝馬としてさほど大型馬ではないが、単勝 1.2 倍の一番人気も手伝って、他馬を圧倒する存在感を誇っていた。
母はあのエアグルーヴを退けて二歳女王となった天才牝馬ビワハイジ、父は天才武 豊 騎手を初めてダービージョッキーにした名馬スペシャルウィーク。しかし、母もそうであったように、兄たちも GI 、しかもクラシックには手が届かなかった。それでも、母と同じく二歳女王となり、そして 1.2 倍の圧倒的一番人気を背負って、一族の悲願、クラシック戴冠を狙う。
その牝馬の名はブエナビスタと言った。
「いつも通り」
鞍上も陣営も、皆口をそろえて戦前に語ったように、ブエナビスタはゲートをでて後ろに下げ外目後方にとりついた。
ヴィーヴァヴォドカなど行きたい馬が多かったこともあって、一瞬にして馬群は伸びていく。それでもあわてることなくブエナビスタは後方待機。阪神外回りの長いゆったりとしたカーブに入ってから、ゆっくりと馬なりでポジションを上げていく。それでも最終コーナーに差し掛かってまだ後方。前をいくレッドディザイア、ジェルミナルの外をつくか間を割るか、それとも内に切れ込むか、そう揺さぶりをかけている内に先頭は最終コーナーを回って直線を向く。やっと大外に決めて追い出した時には最後方。前には 17 頭いる。
絶望的?一瞬はそう誰でも考える。残り 200m 。
前は横一線。外からレッドディザイアが、ジェルミナルがすさまじい末脚で伸びてくる。
そのさらに外、ブエナビスタは鞍上 安藤 勝己 騎手のたった二発の檄で、加速しているはずのジェルミナルに並び、引き離し、さらに前にいたレッドディザイアを捕まえた。そして、1/2馬身抜けた。そこがゴールだった。
全勝とは言えたった二戦の戦績で、しかもエルフィンステークス以来の丸二ヶ月ぶり、勝っていれば偉業であったに違いないレッドディザイアも確かに強かった。
しかし、今年はブエナビスタがいた。
夢と言うにはあまりにも鮮烈で、しかし現実離れした圧勝劇だった。
ブエナビスタの強さに関してはノーコメント。どう評しても、陳腐に思えるだけです。
次のオークスでも度肝を抜いてもらいましょう。この馬にとって敵は怪我だけです。それさえなければ、今年はブエナビスタの年です。

馬券は外しました。こういうときにこそ冷静に取りに行かなければ…終わってからいつも思うことなんすが…またやっちまった orz
端数で買った馬単で何とか 780 円だけ拾いましたけど。。。焼け石に水 ![]()
次の皐月賞は冷静に…次も堅そうなので。
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