2009 年 5 月 31 日、競馬の祭典「第 76 回 日本ダービー」
年に一度のその日、朝から気まぐれのような空模様で、馬場は稍重から、重、そして第 10 レースのファンファーレが鳴ったとき、馬場状態は不良まで崩れていた。
競馬の神様は平凡な結末など望んでいない…そんな雰囲気が東京競馬場を包み込んだ。
思い切った競馬をすると公言していたダービー 4 勝の武 豊 騎手騎乗のリーチザクラウンが先手を奪うかと思われたが、スピードで NHK マイルカップ覇者ジョーカプチーノが迷わず行った。
それでも焦らず、横一線のスタートから徐々に前に出て二番手を確保したリーチザクラウンを見る位置に最内からロジユニバース。皐月賞二着トライアンフマーチもこれをおうように前につけた。
圧倒的な一番人気を背負って大外枠に入った皐月賞馬アンライバルドは、横一線のきれいなスタートに邪魔されて後ろに下がった。スタート直後、真ん中のいい位置にいた福永 騎手騎乗のセイウンワンダーは、アンライバルドが下がっていくところを見てか、徐々にポジションを下げ、脚をためる構え。
そんな後ろの動向など考えず、若武者 藤岡 康太 騎手騎乗のジョーカプチーノは、この不良馬場の中、気分のまま先行する。 1000m 通過タイムは 1 分ちょうどくらい。ほとんど平均ペース。不良という馬場を考えるとやや早いか?
二番手は離れてリーチザクラウン。その後ろにロジユニバース。
一番人気のアンライバルドが下げたためか、不良馬場で足を取られているのか、馬群はやや後方より有力どころはアンライバルドの前に固まっていた。
出入りは少なく、徐々に先頭との差を詰めながら最終コーナーを曲がって、直線を向くとすでに脚を失っていたジョーカプチーノをそうそうと飲み込んで、先頭はリーチザクラウンがゆっくりゆっくり先頭に立つ。
後ろは一度横に広がろうとして、再び羽をたたむようにひとかたまりになる。その動きに翻弄されるようにアンライバルドが進路を迷う…いやすでに脚を失っているように追っても伸びない。セイウンワンダーも先に進路を決めて追っていたがこれも伸びない。
少し抜けた先頭のリーチザクラウンは止まりそうで止まらない。不良馬場のためかスピード感がないだけで、坂を上っていく余力は十分にあるように思えた。
そのリーチザクラウンに内からロジユニバース。少し送れてアントニオバローズも追ってくる。
坂の途中でロジユニバースがリーチザクラウンに食らいついた。そして並ぶ。リーチザクラウンも簡単には抜かせない。それでもロジユニバースは一完歩ごとに前に出て、そして坂を登り切る手前で突き放した。
リーチザクラウンもすがりつこうとする。アントニオバローズも伸びてくる。さらに外からアプレザンレーヴ、ナカヤマフェスタもやってくる。
それでもロジユニバースは抜けた…それでも鞍上 横山 典弘 騎手は追う。まるで何かにとりつかれたように…いやこれまでダービーを勝つことの難しさ、厳しさ、苦しさを知っている横山騎手だからこそ、ゴール板を通過するまでは一瞬の気も抜かなかったのかもしれない。
追うは現役ダービージョッキー武 豊 騎手と、角田 騎手。
そのダービージョッキーを配する二騎を従えて四馬身差。ロジユニバースはついにゴール板の前を通過した。
スタンドに前に帰ってきたロジユニバースの鞍上 横山 騎手は、とった白いヘルメットで表情を少し隠して、それからなれない、それでも満面の笑みを浮かべて鞍上からスタンドに手を振った。
スタンドもやっと生まれた新しいダービージョッキーに鳴り止まない歓声を送り続けた。
よかったねぇ>横山 典弘 騎手。
そろそろダービージョッキーの座が回ってきてもいい頃だと思ってました。もうこれだけで今年のダービーは満足です。
ええ外しましたらから。
ロジユニバースを対抗に押して、パドックと馬場状態から判断してトライアンフマーチとリーチザクラウンの選択でちゃんとリーチザクラウンを選択しても…本命がこないんですから… orz
東京五連戦四連敗…高松宮記念から8連敗…ええ8連敗です。横山 騎手とは正反対意味で泣きたいです 
いやまだ二つ。あと二つ。何とか春全敗だけは…
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