« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

マイネルキッツただ一頭

「主役不在」は言い飽きました。
 世界中を見回しても、番組の短距離化が進む中、芝 3200m のマラソンレースに役者が少なくなることは自明です。菊花賞共々荒れることが多くなってくるのも当然のように思えてきました。
 今年の春の天皇賞も GI ウィナーは昨年覇者マイネルキッツただ一頭というお寒い状況で、対抗する馬もローテーションが開きすぎていたり、高齢馬だったりという状況で、こうなってくるとトップハンデ 59kg を背負って前哨戦を解消している唯一の GI ホース マイネルキッツを重視せざる得ません。

 問題はその他です。
 おそらく人気を集めるであろうフォゲッタブルは 2 月のダイヤモンドステークス以来で、阪神大賞典でも日経賞でも使っていてくれれば、安心して対抗の印を打てるのですが、いくら超良血の素質馬といえど淀の二度の坂越えはそんなに甘くないかと…

 こうなるといよいよ混迷です。週末までゆっくり考えますが自信の答えを出せるか、正直不安です。
 調教ビデオ重視かな。。。とりあえず連敗止めねば。。。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

疾風のように鬼神のように

 2010 年牡馬クラシック最初の一冠「皐月賞」
 その舞台で堂々の一番人気はヴィクトワールピサ。新馬戦を惜敗したあとは、前走の弥生賞を含め芝 2000m 戦ばかりを四連勝。その内容は先行しての押し切り、折り合っての差しきりと多彩で、主戦 武 豊 騎手が怪我で乗り変わりはしたが、それでも迎えたのはトップジョッキーの一人 岩田 康誠 騎手。
 まさに万難を排してこの舞台に立っていた。

 これに対するは、このヴィクトワールピサに唯一土を付けた二歳王者ローズキングダムは、前走トライアル スプリングステークスで三着に破れ、しかもこの皐月賞で -6kg でデビュー以来最低馬体重の 438kg 。そして二番人気に甘んじることになった。

 ヴィクトワールピサは止められるのか?止めるとすれば誰なのか?それとも…スタートは切られた。

 うちで絶好のスタートを決めたハンソデバンドを押さえて、ゲシュタルト、そしてバーディバーディが前にでる
 前走の反省からかローズキングダムは外目の前につけて折り合いに専念。対して内につけたリルダヴァルのうしろ、ヴィクトワールピサは内に閉じこめられ、それでもぐっと気合いを押さえ気味に進む。
 ペースが落ち着いたため、そして上位人気馬がおおむね前にポジション取りしたために馬群は短いまま、全馬が先頭を射程圏という隊列のまま、最終コーナーを迎える。

 前日の不良馬場から回復したとはいえ、馬場が乾くのが遅く、内が荒れているといっても外に出しすぎるとコースロスとの差し引きから伸びても届かない。このために隊列は横には広がらない。
 先頭集団を見る位置、内目につけていたヴィクトワールピサの前にはぎっちりと先頭集団を形成していた馬が並ぶ。
 しかし、外が伸びないからといって内も荒れている馬場状態で、最内を嫌って一頭分の進路が開いた。鞍上 岩田 康誠 騎手の迷う事なき判断に、ヴィクトワールピサも即座に反応する。まさに疾風のごとく、最内に開いた一頭分のスペースに滑り込む。
 そして前に進路が開けると、あとは鞍上が鬼神のように追い始める。その檄に応えてヴィクトワールピサは一気に後続を突き放した。
 外からヒルノダムール、エイシンフラッシュ、そしてローズキングダムがゴール前で差を詰めたが時すでに遅し。 主戦 武 豊 騎手負傷による代打で突然のしかかった一番人気場の鞍上という重責から、最高の形で一気に解き放たれた解放感からか、鞍上 岩田 康誠 騎手が馬上で決めたガッツポーズはいつもより力強かった。

 何というか、そもそも能力が高い馬に展開まで向くと、他馬とここまで差が付くものかと。
 鞍上も、ネオユニヴァース産駒としても皐月賞連覇で、去年のアンライバルドを彷彿させる派手な勝利でしたが、これが今のヴィクトワールピサと他馬との実力差だとは思わない方がいいでしょう。
 ただダービーに行っても付け入る隙はさほど多くはなさそうですが…

 二着のヒルノダムールも外々を回る展開になったために差がつきましたが、ダービーでは差を詰められる可能性は大いにあると思います。

 しかし、二歳王者ローズキングダム。
 最後に見せ場はありましたがそれでも四着。馬場状態、展開、デビュー以来最低馬体重での出走といろいろ敗因はあるでしょうが、個人的には距離不安が一層鮮明になりました。東京 2400m という舞台設定がこの馬にとって有利に働くとはとても思えません。
 しかも、エイシンフラッシュにハナ差…重賞ホースとはいえ、三ヶ月ぶりの馬に差し込まれるなんて。。。そのおかげで三連敗ですがな…crying

 桜花賞の続きまたエイシンの馬に…またもう一頭が…くっ orz
 一週空くので頭を冷やします。天皇賞(春)、今度こそ!ほんとに今度こそweep

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010 第四戦 皐月賞 (GI)

 新馬戦でのちの二歳王者ローズキングダムの二着に破れたとはいえ、その後、芝 2000m のレースばかりを四連勝、これにはラジオ NIKKEI 二歳ステークス、弥生賞が含まれ、五戦四勝二着一回、連対率 100% 、しかも、今回皐月賞参戦馬で唯一の四勝馬となれば、主戦 武 豊 騎手負傷による乗り代わりは気になりますが、ヴィクトワールピサを切るのは無謀というものでしょう。

 問題はスプリングステークスを三着に完敗したローズキングダムです。
 血統的な話をすれば、確かキングカメハメハ産駒の重賞制覇最長距離はこのローズキングダムの東京スポーツ杯の 1800m 。スプリングステークスの負け方も気になりますが、それより距離適正の方が個人的には気になります。
 そのキングカメハメハ産駒ローズキングダムに 2000m 以上の距離は果たしてこなせるのか?ただ少なくともこなすだけではヴィクトワールピサには勝てないでしょう。

 以上の思考から始めてまとめた結果

◎ ヴィクトワールピサ
○ エイシンアポロン
▲ ローズキングダム
△ リルダヴァル
△ ヒルノダムール
× アリゼオ
× レーヴドリアン

 結局、本命はヴィクトワールピサ
 理由は桜花賞のアパパネに同じ。減点法で考えて最も上位と見たから。枠順も真ん中やや外目で、前々につけるでしょうが、どんな展開になってもポジション取りも楽かと。

 対抗はエイシンアポロン
 枠順も悪くないし、太いと見えた弥生賞でほぼ完璧なパフォーマンス。その弥生賞で距離不安が払拭されたことも大きく、また馬場状態不問というのも心強い。

 この本命・対抗、弥生賞一着、二着馬をまとめて負かすとしたら、やはりローズキングダムでしょう。ということで単穴。
 正直、枠が外なら考えようかと思いましたが、内に閉じこめられてもまれて、しかもパワーのいる中山最終週、距離適正も露呈して沈む…最悪のパターンが想定できます。 ただ距離適正が杞憂に終わり、縦長の展開から楽に外に出せる展開になると一撃必殺の末脚が爆発する可能性もあると思っています。

 残る本線、まず一頭はリルダヴァル
 間に合わないといわれた皐月賞に驚異の回復力で、ステップとして毎日杯まで出走し、評判馬が集まった六ヶ月ぶりのレースで三着。まだまだ上積みが見込めます。
 あの野路菊賞で見せたあの末脚。ローズキングダムより血統的に芝 2000m という距離に不安はないように思います。枠順が枠順なら対抗にまでと考えていましたが、枠は最内。。。この一転で評価を落としましたが、それでもここです。

 それともう一頭はヒルノダムール
 各トライアルの一番人気馬で勝ったのはヴィクトワールピサだけですが、レースレベルが一番高かったのは若葉ステークスで一番人気を背負って破れたとはいえ、小差の二着。
 その本命ヴィクトワールピサにラジオ NIKKEI 賞二歳ステークスで負けていますがその差も小差。
 発馬さえ五分なら展開次第で一発はあると思います。

 押さえではアルゼオ
 展開に注文がつきますし、GI の舞台で揉まれ弱いというのは弱点以外の何物でもありません。
 ただ、休み明けだったとはいえローズキングダムを破ったのは決して展開の助けだけではないと思っていて、大外ですが楽に先行できれば…

 最後に大穴でねらうはレーヴドリアン
 基本、今年の三歳牡馬に突出した馬はいませんが、レベル自体は低くなく、きさらぎ賞、ましてや共同通信杯以来では通用しないと思っています。またこの馬の脚質とローテーションを考えるとダービーを本番と考えているのでしょう。
 ただこの馬の末脚は、ローズキングダムやリルダヴァルの末脚を凌駕する可能性があり、前崩れの展開になればひょっとすると三着くらいは…

 あとダイワファルコンとサンディエゴシチーが気になりますが、それはパドックを見てから、よほどのことがあればと言うことで。
 よし来い!皐月賞!!punch

| | コメント (0) | トラックバック (7)

ヴィクトワールピサ vs ローズキングダム

 という図式だと思っています。
 しかしながら世間の評価はヴィクトワールピサが抜けた評価を受けているようです。

 ヴィクトワールピサは新馬戦以降 2000m のレースばかりを四戦して四勝、しかも今回参戦するメンバーでは唯一の四勝馬なので下馬評も当然ですが、ただ 17 vs 1 で勝てるほど抜けているかと言われると正直疑問です。
 対して二歳王者ローズキングダムは、前哨戦のトライアル スプリングステークスで、アリゼオの奇襲があったとはいえ完敗と言っていい内容ですが、逆にこれで集中マークにあうことはなくなったと思われるので、本番は自分のレースに集中できるかと。

 思考の組み立てにおける基本路線では本命・対抗をこの二頭で見ていいかと思っていて、この二頭に割って入るもしくはまとめて負かせるとすればと…そうあと一頭。
 この春、このあと一頭がとらえ切れていません。ここが正念場。冷静にあと一頭、週末まで熟考します。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

たった一頭抜けた存在

 トライアルで一番人気がことごとく破れ去り、混戦模様と言われた今年の桜花賞。しかし、蓋を開けてみれば、二番人気がクイーンカップを制して直行してきたアプリコットフィズで、それ以下はウォッズで十倍以上という中、昨年の二歳女王、チューリップ賞で二着に破れたアパパネが圧倒的な一番人気を集めていた。

 スタートは勢いよく飛び出したフラワーカップ覇者のオウケンサクラが、折り合いを欠くことをおそれてそのまま先頭に立った。一番人気のアパパネも絶好のスタートを切って先頭に立つ勢いだったが、こちらは踏ん張った。そのままポジションを下げて四、五番手といったところ。
 ちょうど中段からアニメイトバイオ、後ろにはラナンキュラス、シンメイフジ、サウンドバリアーと追走するが、先頭に立ったオウケンサクラからハナを奪う馬も現れず、徐々にペースが落ち着いてくる。そのほかの出入りもない。スタート時に引っかかり気味だったアパパネも折り合って馬群の中を進んでいく。
 最終コーナーに向かってそのままゆっくりと馬群が流れ込んでいく。内が止まらない馬場を考慮してか、外には広がっていかない。

 先頭はオウケンサクラ、内からアプリコットフィズ、外からエイシンリターンズ。その後ろにアパパネで、間につっこめず、一度下がって外に出す。
 アパパネがエイシンリターンズに並ぶ。そのエイシンリターンズはオウケンサクラに食らいつく。後ろからアパパネのさらに外に出したショウリュウムーンが迫る。
 内でアプリコットフィズが、外でシンメイフジの脚が止まる。そんな中、アパパネが伸びる。止まらないオウケンサクラを抜き去ったところがゴールだった。

 混戦と言われていましたが、前哨戦の内容、ローテーション、実績、調教を減点方式でみるとアパパネが頭一つ抜けているだろうと判断しましたが、甘かったです。頭一つどころではなく、今年の三歳牝馬世代でマイルという舞台ならば完全に抜けた存在だと実感しました。
 二着のオウケンサクラですが、チューリップ賞→フラワーカップから桜花賞というハードローテーションで、しかも決して折り合いがついて先頭に立ったわけではないのに、馬場に助けられた面も否めませんが、相当強いと思った方が賢明でしょう。
 三着エイシンリータンズ…ノーマークでしたがな (T-T)
 チューリップ賞で一度アパパネを抜き去りながら差し替えされての三着だったあたり、完全に勝負付けは終わっていたように思っていたのですが、終わってみればフラワーカップ組のオウケンサクラ以外は、チューリップ賞の一、二、三着。ぐくっ。。。weep
 いや、高松宮記念と同様、本線で選んだ馬はちゃんと上位にきている。あと一頭、あとたった一頭。
 次こそは。。。次の皐月賞こそは。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010 第三戦 桜花賞 (GI)

 三歳牝馬クラシックは阪神 1600m で行われるため、輸送のない関西馬有利というのは、次のオークスより如実に表れている傾向です。
 しかし、今年の桜花賞は様相が違います。
 二歳女王アパパネ、阪神 JF 及びトライアル・アネモネステークス二着アニメイトバイオ、クイーンカップ覇者アプリコットフィズと関東の有力馬が上位を占めます。

 中でも二歳女王であり、今年初戦、トライアルでもっともメンバーがそろったように思われるチューリップ賞で、堂々二着といっていい内容。しかも決して得意とは思えない緩い馬場で、おまけにデビュー以来最高馬体重で少し立派に見える状態での結果ですから、チューリップ賞後、栗東に滞在していることも好感が持てますし、桜花賞本番は上積みがまだあると考えるのが妥当でしょう。
 素直にここはアパパネ本命で。

 さて、アネモネステークスとフィリーズレビューの内容を比べると、個人的にはフィリーズレビューの方が内容はあったような気がします。付け加えて、阪神 JF の時は克服したとはいえ、やはり直前輸送になるアニメイトバイオには割引が必要。距離適正に疑問を感じますが、対抗はフィリーズレビュー勝ちラナンキュラスです。調教は遅れましたが、動きそのものは前回より素軽かったような気がします。

 さて本命、対抗の二頭をまとめて負かせる馬と考えると、アニメイトバイオでは役者不足のように思います。
 単穴は、阪神 JF で一番人気となった素質馬なのに、休み明けのフラワーカップで引っかかって先行し破れたおかげで、人気を落としそうなシンメイフジを選びます。
 新潟で見せたあの脚を再現できれば、阪神 JF の雪辱を果たせるのではないかと。。。いや、毎年、新潟チャンピオンには魅せられる傾向にあるので、今年はこの馬を追おうと思っているだけですcoldsweats01

 本線であと残ったアニメイトバイオと、悩みましたが素直にトライアルで一番レベルが高かったように思うチューリップ賞の勝ち馬ショウリュウムーンを。

 押さえでは、桜花賞と好相性のフラワーカップを制したオウケンサクラ
 そして大穴は同じくフラワーカップ組から二着のコスモネモシン
 調教は決してよく見えません出したが、フラワーカップでゴール前詰めたあの脚、なんといってもフェアリーステークスで人気になっているアプリコットフィズを交わしています。なぜアプリコットフィズがこれだけ人気して、こっちはローテーション的にも現実的なのに人気がないのか理解に苦しみます。

◎ アパパネ
○ ラナンキュラス
▲ シンメイフジ
△ アニメイトバイオ
△ ショウリュウムーン
× オウケンサクラ
× コスモネモシン

 クイーンカップからの直行となり、しかも関東馬で輸送のあるアプリコットフィズは切ります。
 昨年のレッドデザイアはその後の戦績をみてもわかりますが、規格外の馬です(レッドデザイアはクイーンカップではなくエルフィンステークスからでしたが…)。まねしてはいけません。クイーンカップからの直行する馬は、毎年、穴人気を集める傾向がありますが、勝った実績はありません。残念ながらこの馬は規格外の怪物には見えませんし、桜花賞でもう一度じっくりみて、オークスで検討します。

 まずはクラシック開幕。確実に穫りにいかせていただきます。good

| | コメント (0) | トラックバック (8)

いよいよクラシック!いよいよ桜花賞!!

 春の GI 初戦「高松宮記念」は口惜しいことをしました。フェブラリーステークスを無難に的中させて、高松宮記念ではずすという去年と同じパターンですが、今年は三歳牝馬クラシック初戦「桜花賞」で早々と流れを変えたいと思います。なんと言っても春本番はここからですから。

 桜花賞というと、三歳牝馬同士で阪神 1600m で行われるためもあってか、輸送のない関西馬絶対有利という傾向があるイメージがありますが、昨年末、同条件の阪神ジュベナイルフィリーズでは関東馬のワン・ツーという結果になって痛い目に遭いました。
 チューリップ賞を決して得意ではない道悪で、しかも一本かぶりで二着と面目を保った二歳女王アパパネ、同じくトライアルで一本かぶりで踏ん張ったアニメイトバイオ、ラナンキュラスにまず注目するのでしょうが、アニメイトバイオは関東からの輸送が、ラナンキュラスは 1600m という距離が不安要素となります。
 こうなるとやはりチューリップ賞以来、栗東に滞在し、実際阪神 JF でも結果を出しているアパパネを中心視するのが妥当でしょう。

 ただそれ以外というと、阪神 JF よりあまり勢力図に大きな変化はないと思っているのが正直なところです。
 先行するアパパネ、これをみながら進むアニメイトバイオ、ラナンキュラスという展開で、ハイペース前崩れというパターンが一番怖いパターンになりそうです。
 裏を返すとペースさえ落ち着いてしまえば波乱はないかと。
 このあたりが勝負の鍵ではないかと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »