2010 第十三戦 秋華賞 (GI)
牝馬三冠最終戦、今年の「秋華賞」の本命は二冠馬アパパネでいいでしょう。
気性からみても絶対に不向きだと思っていた、しかも馬場コンディションの悪いオークスで圧巻のパフォーマンス。距離短縮となる今回は有利にこそなれ、不利な舞台設定ではありません。前走ローズ S のように一本かぶりで徹底マークを受けて、かつ小回りで不利を受ける可能性というのも、もう一頭のオークス馬サンテミリオンが参戦することで緩和されるでしょう。
栗東滞在二戦目、太めも解消されるでしょう。折り合いだけの問題。正直ここだけだと思います。
対してもう一頭のオークス馬サンテミリオンですが、こちらは明らかに不利な条件が重なります。
栗東に滞在するアパパネに対して、こちらはっみほからの遠征で、しかも京都初見参。おまけにオークス以来のぶっつけになります。
オークス以来のぶっつけというローテーションでは過去テイエムオーシャン、カワカミプリンセスが勝っていますが、この二頭とサンテミリオンの共通点はすでに GI のタイトルホルダーであることだけ。相違点は能力的に相対するライバルが強力なことと、おそらく一番人気にはなれないこと。冷静に考えて条件が悪すぎます。
ただ陣営もこの条件を承知の上でのぶっつけでしょうし、事実、春の実績組で二冠馬アパパネに土をつけることはできませんでしたが、並んで見せた馬。他を見回してもこれという存在がいない今回、対抗で。
一方であまり評価が高くないようですが、ローズ S 覇者アニメイトバイオ、紫苑 S 覇者ディアアレトゥーサには敬意を払うこととしますが、前走強かった割に今回もマークがきつくなりそうにないワイルドラズベリーを単穴にします。
本線の残りは、古馬相手のクイーン S でゴール前抜け出せずに脚を余して五着となったショウリュウムーンとローズ S 勝ちのアニメイトバイオ。
押さえは実績のない紫苑 S 組から勝ち馬ディアアレトゥーサ。
紫苑 S 組で個人的には祖母ファビラスラフィン、母ファビラスキャットという思い入れのある血統のクラックシードを押したいところですが、ゴール前で完全に押さえ込んだ上、前走後、馬体を増やして乗り込んでくるのであれば、紫苑 S 組では前述のクラックシード共々完全に抜けた競馬をしていたので、対春の実績組が集まったローズ S 組に一矢報いられないか…
大穴はアグネスワルツ。
どう考えててもローズ S は負けすぎで、陣営もここまでハードに追ったはずで、それでも前走 +12kg 増からどうやらさらに馬体を増やして出てきそうで、それだけ追ってまだ馬体が絞れないとは、よっぽど体調がいいか、それとも…
◎ アパパネ
○ サンテミリオン
▲ ワイルドラズベリー
△ ショウリュウムーン
△ アニメイトバイオ
× ディアアレトゥーサ
× アグネスワルツ
さて人気しているアプリコットフィズですが、あまりに内に入りすぎたこと、栗東に滞在している割に馬体を維持しきれていないように見えることが気になって、今のところ馬券の対象外。
またエイシンリターンズ、オウケンサクラもローズ S の負け方がまったく春から進歩がなかったので、今のところ切りの対象。
それよりクラックシードが…
と言うことで、入れ替えの対象の補欠と考えているのは、クラックシードとアプリコットフィズ。
ちょっと難しいレースですが、獲れればつくはず。大胆かつしっかりと。。。さぁ来い秋華賞!
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