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菊花賞という難しいレースの評価と結果

 皐月賞馬もダービー馬も不在の牡馬クラシック最終戦「菊花賞」
 その舞台に堂々の一番人気で立ったのは、皐月賞四着、ダービー二着、そして前哨戦 神戸新聞杯でダービー馬エイシンフラッシュを退けた二歳チャンピオン ローズキングダム。その鞍上は名手 武 豊 騎手となれば、当然の評価といってもよかった。
 無論、春の実績馬はローズキングダムだけではない。皐月賞二着のヒルノダムール、京都新聞杯馬ゲシュタルトもいる。しかし、一頭抜けた人気を背負ったのはローズキングダムだった。
 しかし、評価と結果は別物。三歳牡馬にとってこれが凶とでるか吉とでるか…それは誰にもわからなかった。

 絶好のスタートを決めたビッグウィークを後目に先頭に立ったのはコスモラピュタ。しかし、それほど速いペースで引っ張るわけではなく、前半 1000m の通過タイムが 1 分ちょうどくらいの早めのペースから、次の 1000m は 64 秒台と徐々にペースを落としていく絶好の逃げ。
 二週目向正面では五馬身以上離して逃げたが、遅くなったペースを察知して、二週目の坂の下りから徐々に後続が差を詰めにかかる。
 一番人気ローズキングダムは、この夏最大の上り馬トウカイメロディ、皐月賞二着のヒルノダムールを見る中段よりやや後方から隊列のぎりぎり外を滑るように先頭を目指す。
 しかし、直線を向いてもまだコスモラピュタは先頭。二番手からビッグウィーク。
 ローズキングダムは外。絶望的かと思える位置から追い上げ始める。それでもヒルノダムールを振り切り、ゲシュタルトを抜き去り、前々で粘っていたビートブラックを、コスモラピュタを捕まえた。
 しかし、先に抜け出したビッグウィークはまだ先だった。瞬発力勝負になった神戸新聞杯で三着に破れたことを糧に、前々につけ先に抜け出した。
 唯一 33 秒台の鬼脚を繰り出したローズキングダムは強かった。しかし、勝ったのはビッグウィーク。これが勝負の結果だった。

 驚きました。何がってローズキングダムの末脚です。
 まさか 3000m のレースであの脚を繰り出せるとは…アパパネといい、パワー系のマイラー血統かと思っていましたがキングカメハメハ産駒の評価を考え直す必要がありそうです。
 しかし、ビッグウィークはうまかった。
 レースの展開といい、位置取りといい、馬のスタミナといい。あの位置から 34 秒台前半の脚を繰り出されては、後続はどうしようもありません。
 ビートブラックがきた時点で完敗ですし、神戸新聞杯組で評価を見直す必要のある馬も間違えました。菊花賞は血だけでは勝てない。もちろん決め手だけでも勝てない。
 レースをする側も予想する側も本当に難しいレースだと言うことを来年までしっかり覚えておくことにします。

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