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去年の失敗

 残念ながらジャパンカップ一着となったローズキングダムはこの有馬記念の舞台に立てなかった。しかし、それでもこのレースにかつもくするファンの大多数が、一頭の牝馬がこのレースをどのように勝つのか?そこだけに思いを巡らせていた。
 その牝馬の名はいわずとしれた現役最強牝馬、いや今や現役最強馬と言っても過言という人はいないかもしれないブエナビスタ。
 並みいる重賞ホース、近年の最強世代の呼び声高い今年の三歳馬を前にして、堂々の、しかも圧倒的一番人気。

 そのブエナビスタはスタート直後、中段よりやや後方の内を進むことになった。
 先頭は三連勝中の上り馬トーセンジョウダン。そして、二番手になんと菊花賞馬オウケンブルースリ、四番手が今回はスタートを決めたペルーサなど、本来、溜めた末脚を武器にする馬たちが先頭集団につける。

 思いは皆同じ。
 ブエナビスタの末脚に捕まる前にゴールに飛び込む。それが必勝の策。このためにブエナビスタはゆったり流れる馬群の後方内々に包まれたまま窮屈そうに歩を進めるしかなかった。

 しかし、向正面であまりにも落ち着きすぎた流れにしびれを切らした皐月賞馬ヴィクトワールピサが先頭との距離を詰めるどころか一気に先頭にでる。それでも焦らずトーセンジョーダンがゆっくりとハナを奪い返して、ヴィクトワールピサはその二番手にとりついたまま、3コーナーから4コーナーに向かって流れ込んでいく。

 最後の直線を向いてトーセンジョーダン先頭、そこにヴィクトワールピサと前々で競馬をしていたトゥザグローリーの三歳馬二騎が襲いかかる。
 後方で内に包まれていたブエナビスタは丁寧に馬群を裁いて外に出された。そのブエナビスタにとりついたのは三歳ダービー馬エイシンフラッシュ。
 先頭はヴィクトワールピサが奪った。
 それでも負けじとトゥザグローリー、トーセンジョーダンがこれに食らいつく。
 後ろからグイグイとブエナビスタが延びてくる。エイシンフラッシュはついていけない。前で足を延ばしていたこれも三歳馬ルーラーシップもブエナビスタは一気に抜き去った。
 それでもヴィクトワールピサまではまだ距離がある。届くのか?必死に逃げるヴィクトワールピサにブエナビスタがゴール前猛然と襲いかかる。内外離れて、そして並んだ。そこがゴールだった。
 一瞬、静まり返ってそして大歓声。それからざわめきが収まらない。
 長い長い審議のあと、掲示板の一番上に「1」の表示があがって再び大歓声が巻き起こった。
 勝ったのは三歳皐月賞馬ヴィクトワールピサ。現役最強馬相手に最強世代を名乗るにふさわしいことを証明する堂々たる勝利であった。

 届いたと思ったんですがね。
 たとえ破れていたとしてもヴィクトワールピサの競馬は天晴れでした。
 フランスで二戦して帰国。凱旋門賞に出走してジャパンカップで良績をあげた馬は少ないはずですが、そこで三着。秋三戦以上消化して有馬記念に出走した三歳馬に良績がないにも関わらずここで勝ちきる、これだけでもすごい話なのですが、レース展開もスローで流れる中、前々でレースを進めて向正面で先頭まで躍り出たときはもうだめかと思いましたが、そこから再びペースを作り出してブエナビスタの猛追から逃げきるのですからとんでもありません。
 個人的には今年を象徴するレースでした。この馬の能力、特に距離適正を完全に見誤ってました。ネオユニヴァース産駒の評価を一から見直す必要もありそうです。
 これらを今年以降の糧にして、今年こそ今世紀最初の年間収支プラスを目指して…がんばります orz

 ではフェブラリーステークスでまたお会いましょう。 (^^)/~

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